うーん……。
私立と公立の合格発表が同じ時期なのですか、この湊市のある地方は。篠原さんは音楽科のある私立に、そのほかの面々は県立高校に受かったそうですが、なんかその部分が不自然な気が。(普通、私立は公立の前に決まるでしょう)
ま、まあ、それは譲りましょう。でも、わたしにはどうも解せないことがある。それは、佐伯琢子(あやこ)さんについてです。
歩が合格した喜びで隣にいたはずの秋本に飛びついたら、いつの間にかおばさんに変わっていて、その人は名刺をくれるのです。春からこの高校の校長になる、と。
待ってください。合格発表は当然三月ですね。赴任は四月になるのですよね。そういう人は、まだこの時期公表してはいけません。転勤すると分かっていても、まだまだ身内にしか伝えてはならない時期なのです。しかも名刺って。しかも玄関掃除って。現在の勤務高の仕事はどうなっているの??
あさのさん、大丈夫なんでしょうか。巻末のあとがきで、歩と対談の形式をとるのはまあ、いいでしょう。でも、ネタバレはいかんよー。つい、そこを最初に読んでしまったではないですか。(結構、そういう人多いと思います……)
あさのあつこ「The MANZAI」⑥です。うわっ、知らない間にピュアフル文庫がポプラ社に移籍しているっ。
いよいよ完結、二人は高校生に。発表を身に行ったところ、新入生歓迎会でロミジュリとしてステージに立ってもらえないかという生徒会からの申し出もあって、秋本はご機嫌。歩も彼の存在に感謝の気持ちを素直に表すようになり(地の文で)、仲間たちとの関係も良好。ところが、佐伯琢子校長が現れて事態は急転……。
実は琢子先生、秋本のお父さんの妹だった、というのですが。
待ってください。秋本母って、一体いくつですか。いくら義姉でも、自分の方が年下だったら、こういう話し方にはならないでしょう。
「やめてんか!」(略)
「琢子さん、今ごろになってうちらに何の用ですか。何で、ここに来はったんですか。何の用もないでしょうに」
対して、琢子さんは、こう。
「お義姉さん、それがあるんです。大切な用事があって、わたし、お邪魔しに来たんです」
校長というくらいだから五十代です。秋本母も五十過ぎてるの?
ふーぅ。まあ、年上の人にもそういう言い方をすることはありうるでしょうから、それも深く追求するのは控えます。入試の国語の問題にも、文句はありますが(小作文じゃない方)、それもおいておきます。
でもさあ。
正直、これは中学生が書いた作品なのでは? と思わずにはいられないほど稚拙なエンディングで、わたしはもうがっかりです。描写がない! 会話までがシナリオ式なのはどうなんでしょう。安易に人の死を書けば盛り上がるわけではありません。大体、「The MANZAI」ってそういうことなのかよ!
とりあえずこの巻で、秋本と歩が平成22年現在中三だと判明しました。根拠は101ページからの病院における漫才。「賭けごと」「相撲」「野球」の流れを持ちだして、「まだ、ちょっとやばいだろう」「それ、一番やばいパターンだから」って。
これ、今年の時事ネタですもんね。だから、状態としては⑥の内容はまだこれから先のことだってことです。
作品は十年近く前から始まったはずだけど、話の流れは二年くらいしか経っていないんです。歩の生活に携帯電話が普通に存在していることに驚くわたし。
個人的には最初のころの方が断然おもしろかったです。
私立と公立の合格発表が同じ時期なのですか、この湊市のある地方は。篠原さんは音楽科のある私立に、そのほかの面々は県立高校に受かったそうですが、なんかその部分が不自然な気が。(普通、私立は公立の前に決まるでしょう)
ま、まあ、それは譲りましょう。でも、わたしにはどうも解せないことがある。それは、佐伯琢子(あやこ)さんについてです。
歩が合格した喜びで隣にいたはずの秋本に飛びついたら、いつの間にかおばさんに変わっていて、その人は名刺をくれるのです。春からこの高校の校長になる、と。
待ってください。合格発表は当然三月ですね。赴任は四月になるのですよね。そういう人は、まだこの時期公表してはいけません。転勤すると分かっていても、まだまだ身内にしか伝えてはならない時期なのです。しかも名刺って。しかも玄関掃除って。現在の勤務高の仕事はどうなっているの??
あさのさん、大丈夫なんでしょうか。巻末のあとがきで、歩と対談の形式をとるのはまあ、いいでしょう。でも、ネタバレはいかんよー。つい、そこを最初に読んでしまったではないですか。(結構、そういう人多いと思います……)
あさのあつこ「The MANZAI」⑥です。うわっ、知らない間にピュアフル文庫がポプラ社に移籍しているっ。
いよいよ完結、二人は高校生に。発表を身に行ったところ、新入生歓迎会でロミジュリとしてステージに立ってもらえないかという生徒会からの申し出もあって、秋本はご機嫌。歩も彼の存在に感謝の気持ちを素直に表すようになり(地の文で)、仲間たちとの関係も良好。ところが、佐伯琢子校長が現れて事態は急転……。
実は琢子先生、秋本のお父さんの妹だった、というのですが。
待ってください。秋本母って、一体いくつですか。いくら義姉でも、自分の方が年下だったら、こういう話し方にはならないでしょう。
「やめてんか!」(略)
「琢子さん、今ごろになってうちらに何の用ですか。何で、ここに来はったんですか。何の用もないでしょうに」
対して、琢子さんは、こう。
「お義姉さん、それがあるんです。大切な用事があって、わたし、お邪魔しに来たんです」
校長というくらいだから五十代です。秋本母も五十過ぎてるの?
ふーぅ。まあ、年上の人にもそういう言い方をすることはありうるでしょうから、それも深く追求するのは控えます。入試の国語の問題にも、文句はありますが(小作文じゃない方)、それもおいておきます。
でもさあ。
正直、これは中学生が書いた作品なのでは? と思わずにはいられないほど稚拙なエンディングで、わたしはもうがっかりです。描写がない! 会話までがシナリオ式なのはどうなんでしょう。安易に人の死を書けば盛り上がるわけではありません。大体、「The MANZAI」ってそういうことなのかよ!
とりあえずこの巻で、秋本と歩が平成22年現在中三だと判明しました。根拠は101ページからの病院における漫才。「賭けごと」「相撲」「野球」の流れを持ちだして、「まだ、ちょっとやばいだろう」「それ、一番やばいパターンだから」って。
これ、今年の時事ネタですもんね。だから、状態としては⑥の内容はまだこれから先のことだってことです。
作品は十年近く前から始まったはずだけど、話の流れは二年くらいしか経っていないんです。歩の生活に携帯電話が普通に存在していることに驚くわたし。
個人的には最初のころの方が断然おもしろかったです。
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