とりあえず図書館のことを描いた物語は読んでみることにしています。
池田ゆみる「坂の上の図書館」(さ・え・ら書房)。
春菜、小学五年生。自立支援センター「あけぼの住宅」に母と二人、暮らすことになります。
なかなか自分の想いを伝えることができない春菜。
彼女が出会ったのは、住宅の隣にある市立図書館でした。
読み聞かせで聞いた絵本を借りたことがきっかけで、次々に本に触れるようになります。
「エルマーのぼうけん」「ちいさいおうち」「長くつ下のピッピ」……。
新しい学校で知り合った佐久間さんは教師を目指していて、誰にでも平等に声をかけてくれます。
席替えの日、彼女に誘われて春菜は教卓の真ん前の席に座ることになりました。ここなら勉強に集中できるというのです。
春菜はこれまで学習が苦手でしたが、佐久間さんや先生のおかげで「わかる」ことが楽しくなってきました。
もちろん、図書館から借りる本を読むことも、そのベースになっています。
これまで春菜は、母と二人かつかつの生活をしてきたのです。
そして、この町には、母が幼い頃に過ごした施設もある。貧困の連鎖が感じられました。
しかし、娘の成長を感じた母は、自分も夢をもち勉強することに。
春菜を支えてくれた佐久間さんとの別れはさみしいですが、つながり続ける希望があります。
出会いで変わるということが感じられる一冊です。
池田ゆみる「坂の上の図書館」(さ・え・ら書房)。
春菜、小学五年生。自立支援センター「あけぼの住宅」に母と二人、暮らすことになります。
なかなか自分の想いを伝えることができない春菜。
彼女が出会ったのは、住宅の隣にある市立図書館でした。
読み聞かせで聞いた絵本を借りたことがきっかけで、次々に本に触れるようになります。
「エルマーのぼうけん」「ちいさいおうち」「長くつ下のピッピ」……。
新しい学校で知り合った佐久間さんは教師を目指していて、誰にでも平等に声をかけてくれます。
席替えの日、彼女に誘われて春菜は教卓の真ん前の席に座ることになりました。ここなら勉強に集中できるというのです。
春菜はこれまで学習が苦手でしたが、佐久間さんや先生のおかげで「わかる」ことが楽しくなってきました。
もちろん、図書館から借りる本を読むことも、そのベースになっています。
これまで春菜は、母と二人かつかつの生活をしてきたのです。
そして、この町には、母が幼い頃に過ごした施設もある。貧困の連鎖が感じられました。
しかし、娘の成長を感じた母は、自分も夢をもち勉強することに。
春菜を支えてくれた佐久間さんとの別れはさみしいですが、つながり続ける希望があります。
出会いで変わるということが感じられる一冊です。
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