くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

まんが寸評 3月

2014-03-30 20:24:28 | コミック
「シャトル・プリンセス」1 咲香里 (講談社)
 「ダ・ヴィンチ」で咲さんのバドミントンまんがの新作の話題があり、勢い込んで買いました! ちょっとお色気シーンが多いのが不満です。
 試合の展開が早くて、バドミントンをやめたいと言った新人の有沢が、実業団チームの西条(主人公)とダブルスを組んだと思ったら、ジャパンオープンで優勝してマスコミに美人ペアとして取り上げられ、一巻ラストでは日本の初メダルを目指してユーバー杯に挑戦です。
 練習シーンが少なくて、試合が次々ある感じ。
 でも、やっぱり咲さんにはバドミントンまんがを描いていてほしいと思いました。

「旭山動物園物語」1~3 本庄敬・森由民(角川書店)
 動物園もの、おもしろいですよね。旭山動物園がどうやって閉園の危機を乗り越えたのか。園長の菅井(モデルは小菅正夫園長。「〈旭山動物園〉革命」読みたいです!)を中心に描きます。
 動物たちと、そこに訪れる人々とのドラマ。猫っぽいサクラちゃんの話がよかった。
 「どうぶつずかん」1(花見沢Q太郎・小学館)も読みましたが、すみません、リアリティが全然違います……。

「アラバスター」1~2 手塚治虫(秋田書店文庫)
 息子が学校で手塚治虫について学んだというので、何か一作読ませようと思って。わたしが子ども時代大好きだった「七色いんこ」が一冊しかないので、二冊で完結する「アラバスター」を借りました。
 ……読ませないで返しちゃいました。小学生が触れる初手塚作品としては刺激が強すぎる。
 祖父の発明によって身体が透明になってしまった亜美と、グロテスクな世界を構築しようとした男の物語です。カニ平が好きだ。

「そばもん」14 山本おさむ(小学館)
 伊勢海老そばと、そばのデザートが出てくるボクシングの話「ファイティングそば」がよかった。この本を読んでいると、おそばを食べたくなります。

「コウノドリ」4 鈴ノ木ユウ
 今回もすごく良かった。前巻で事故にあった妊婦さんのことが気になっていたのですが、この結末以外ないかな、と。メグが亡くなるシーンは涙してしまいました。
 DVの話もつらかった。支配って怖いですね。何か原因があるわけではない、という先生や助産師さんの言葉に考えさせられます。
 そして風疹。防げる障碍というのも納得させられました。学校で集団接種しましたね。

「フィギュアおばかさん」カトリーヌあやこ
 羽生くん目当てに買ったのに、実質三ページくらいで、すごく悲しかった……。真央ちゃんが好きと言っている割に、ページはほとんどジョニー・ウイアーに費やされています。まあ、表紙の似顔絵に該当するものがなかったので、それほど期待はしなかったのですが。
 まあ、カトさんはエンタテイメントなんで、おもしろく読ませてくれるんですけどね。でも、冒頭の選手名鑑にある人をほとんど出さない本編ってどうかと思う。

「エンジェル・ハート」セカンドシーズン8 北条司
 前回の終わり方が気になって仕方なかったので、解決してすっきりしました。
 シティー・ハンターがメインだったら、海坊主たちと「パーティー」で暴れまわる様子を描くのでしょうが、敢えて留守番のエピソードにするところが北条司らしいというのか……。
 
「愛しのローカルごはん旅」もう一杯 たかぎなおこ
 一冊めは前任校に寄贈してきました。もう三年たつのかと不思議な感じ。
 たかぎさんが各地を訪れて地元ならではの食事をします。これがおいしそうで。特に郡山のクリームボックスと九州の白くまは食べてみたいー。台湾のお料理も。
 編集さんや家族と出かけていく姿がとても楽しそう。
 わたしも旅行にいくといろいろ思い出を書きたくなりますが、こういうエンタメ的な表現はできるかな。
 先日も松島に行きましたが、雲に隠れて日の出は見えませんでした……。