くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「365日 今日はこんな日」

2014-01-20 05:56:35 | 歴史・地理・伝記
 この本は二回借りました。
 「365日 今日はこんな日」(講談社)。
 図書室で毎日の出来事を紹介する活動をしている学校が意外と多いので、わたしもやってみよう! と、まずは12月から始めたのです。誕生花、歴史的な出来事、記念日、著名人の生没を紹介し、関連する図書を一冊あげてA4版にまとめる。花はカット集コピー(時々「とげ」とか「わら」とか「野の花」とかあって驚きます)、出来事などはネットを利用するのですが、あまりにもたくさんありすぎて本の紹介ができない日がある一方、「遠山の金さんの日」「阪神タイガースの日」「パチンコの日」のような一体どんな本をすすめればいいのか、戸惑う日もあるのです。
 その日って、他に何かないの? という補足のために借りたのですが、こういうものをいろいろあたって、気がつきました。
 出来事って、旧暦をそのまま採用しているものと、わざわざ新暦に直してある資料が、あるのですよね。ある本には3月に「芭蕉がおくのほそ道の旅に出る」(「弥生も末の七日」と書いてあるから)とあって、他の本には4月に、「芭蕉が旅に出た日にちなんで~の日とした」(すみません、~は、忘れました)とある。
 落合直文の忌日が書けなかったから(12月はもう作ってしまった)、生誕をと思ってたら、実は新暦に直すと全く同じ日なのでした。ああ……。
 図書室にどんな本があるのか、調査してみるいい基準になると思います。「タイタニック沈没」は「世界が驚いた10の出来事」、新渡戸稲蔵は「知ってるつもり?!」シリーズにありました。(稲蔵は「国際結婚の日」で紹介しています)
 でも、抜き出してみると、本校図書室、ラインナップが古い。いや、わかってはいたことですけど。比較的新しくてもカバーがない(整備を外部委託した時期が長い)。テーブルに並べてみると寂しい感じがします。わたしの私物も混ぜて展示していますが、まあ、本棚にさしてあるよりは手にとりやすそうなので、このままがんばろうと思いますが。
 で、昨今の出版事情もなんとなく心配になってきました。
 アンデルセンをはじめとする古典的な名作、古いものしかないような。
 わたしは「パンを踏んだ娘」が非常に好きだったんです。子どもたちはあんまり触れる機会がないみたいですね。授業をしていても、一般的に知られているはずのものを聞いたことがないという子が増えています。「親指姫」知らないと言われて、ショックでした……。
 それから、4月23日はいわゆる「サン・ジョルディの日」ですが、スペインではセルバンテスの忌日だから「本の日」に指定されているらしいのです。
 「ドン・キホーテ」はなかったけど、「セルバンテス」の伝記がありました。どうやら、死因は糖尿病らしい。当時としては原因不明。で、亡くなったのは4月22日。23日は誤りであると書かれていましたよ!
 この本のおかげで、ディズニーランド開園とか上野にパンダが来たとか、杉浦日向子の誕生日とか、いろいろ書き加えることができました。
 でも、やっぱり、トピックのない日はあるものです。「阪神タイガースの日」に、何を書けばいいのでしょう。とりあえず、野球だったら原監督の本や木村選手の奥さんの本があるんですが。このほかにも、プロ野球が始まった日とか、長嶋のデビューの日とか王&野村引退(同じ日です)とか、野球関連たくさんあるんですが。
 「高校野球あるある」を買いましょうか……。