くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「居酒屋に半カレー」菅野彰

2014-01-01 06:36:53 | エッセイ・ルポルタージュ
 あけましておめでとうございます。
 年末年始にぴったり(?)、菅野彰のエッセイ「居酒屋に半カレー」(オークラ出版)。菅野さんのブログの日記を二年分。2010年の元日から2011の大晦日間でまとめてあります。
 「帰ってきた海馬」(省略しても短くないですね。)で読んだ話題も結構あったのですが、気持ちよく読めます。
 日記って、おもしろいですよね。
 群ようこが休筆していたときの日記も、些細なことなのにとてもおもしろくて。文章のうまい人は、こういう他愛のないものもうまいんだなと思ったものです。
 もちろん菅野さんは、他愛のない日常ではないですよ!
 耳鼻科で診察を受けるだけでも、ちょっと何か買い物するだけでもおかしい。パソコンには悩まされ続け、なかなか地デジの工事はすすまず、「仮面ライダーオーズ」が録画できないと叫ぶ。
 結構仙台にいらしてるんですね。仙台七夕のときに楽天の試合を見にきたという話は「帰ってきた海馬」で読みましたが、そのほかにもお寿司を食べにきたり。
 菅野さんいきつけの店は、喜多方ラーメンの「はせ川」だそうです。
 そうそう、お母さんから「BLって流行っているらしいわよ、。あんたも書いたら」と言われた話が特に好きです。
 それから、三浦哲郎さんの訃報に際してのコメントも。(見返しに写真があったので、真っ先に読みました)
 しかし、あとがきによると初版特典のペーパーのために月夜野さんと対談したらしいじゃない! そんなのついてなかったよー(泣)。
 この本の表紙カバーを見て、娘はまんがだと思ったらしいです。
 なにはともあれ、今年もよろしくお願いしますね。