装丁もいいし、モチーフがわたし好み。でも、読んだことがない作者さんなのでちょっとためらいました。「自転車冒険記」結構生徒に人気があったのでトライしようと買ってから、ごめんなさい、トランクに入れたまま忘れていました。
思い出したのは、「たまさか人形堂それから」のカバーイラストも中島梨絵さんだったから。
すっごくおもしろかったんですよ。竹内真「図書室のキリギリス」(双葉社)。
もと出版社勤務でちょっとだけサイコメトリの能力がある詩織。夫が失踪して三年、籍を抜いて旧姓に戻り、職探しをしようとしていたところに友人のつぐみから連絡がきます。自分の勤める高校で司書を探している。面接だけでも受けてみたら?
「アリとキリギリス」にたとえるならどう考えても後者の詩織ですが、だんだんと図書室に居場所を作っていきます。
そうなると気になるのは前任の司書さん。丁寧な引き継ぎ書を作ってくれたり、常連の子との関係や図書室の使い勝手のよさを考えたりするときに、ふと会ってみたいような気持ちになります。司書教諭からは「ティンカー・ベル」を思い出させると聞く永田さん。しかし、何故突然辞めたのか、現在どこにいるのか不明なんです。
詩織は永田さんの手がかりを探そうとしますが……。
高校生たちも輝いています。演劇部長の初くんとか常連の楓ちゃんとか。やっぱり大隈くんが印象的ですかね。星野道夫の写真と巡り会って、読書の魅力を知ります。そして、影響を受けて夏休みに一人旅をする。
彼らが読書会を開く場面が本当に楽しくて、わたしもメンバーに入れてほしいよぅ。「旅をする木」も「マボロシの鳥」も読んでないけどさ。
リテラチャー・サークルという方式で話し合いをしていくそうです。絵を描く、連想する、質問する、好きなフレーズをあげる。それぞれ役割を決めておいて、自分のやってきたことを話しながら他の人にも意見を語ってもらい、イラストをコラージュするかたちで展示するんですって。
文化祭の愛読書キャッチコピーもおもしろそうです。楓ちゃんが持っているしおりもいいんですよね。永田さんがおしばを作ってくれたとか。
その影響か本日グラウンドにて四つ葉のクローバーを3つ発見。それから、しおりをつくろうかと綺麗な端紙を買ってきました。しばらく四つ葉探しに熱中するかもしれません。
思い出したのは、「たまさか人形堂それから」のカバーイラストも中島梨絵さんだったから。
すっごくおもしろかったんですよ。竹内真「図書室のキリギリス」(双葉社)。
もと出版社勤務でちょっとだけサイコメトリの能力がある詩織。夫が失踪して三年、籍を抜いて旧姓に戻り、職探しをしようとしていたところに友人のつぐみから連絡がきます。自分の勤める高校で司書を探している。面接だけでも受けてみたら?
「アリとキリギリス」にたとえるならどう考えても後者の詩織ですが、だんだんと図書室に居場所を作っていきます。
そうなると気になるのは前任の司書さん。丁寧な引き継ぎ書を作ってくれたり、常連の子との関係や図書室の使い勝手のよさを考えたりするときに、ふと会ってみたいような気持ちになります。司書教諭からは「ティンカー・ベル」を思い出させると聞く永田さん。しかし、何故突然辞めたのか、現在どこにいるのか不明なんです。
詩織は永田さんの手がかりを探そうとしますが……。
高校生たちも輝いています。演劇部長の初くんとか常連の楓ちゃんとか。やっぱり大隈くんが印象的ですかね。星野道夫の写真と巡り会って、読書の魅力を知ります。そして、影響を受けて夏休みに一人旅をする。
彼らが読書会を開く場面が本当に楽しくて、わたしもメンバーに入れてほしいよぅ。「旅をする木」も「マボロシの鳥」も読んでないけどさ。
リテラチャー・サークルという方式で話し合いをしていくそうです。絵を描く、連想する、質問する、好きなフレーズをあげる。それぞれ役割を決めておいて、自分のやってきたことを話しながら他の人にも意見を語ってもらい、イラストをコラージュするかたちで展示するんですって。
文化祭の愛読書キャッチコピーもおもしろそうです。楓ちゃんが持っているしおりもいいんですよね。永田さんがおしばを作ってくれたとか。
その影響か本日グラウンドにて四つ葉のクローバーを3つ発見。それから、しおりをつくろうかと綺麗な端紙を買ってきました。しばらく四つ葉探しに熱中するかもしれません。