くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「たまさか人形堂それから」津原泰水

2013-07-02 21:33:12 | 文芸・エンターテイメント
 続編です! でもこの続きもありそうですよね。津原泰水「たまさか人形堂それから」(文藝春秋)。
 冨永くんが新作のぬいぐるみを作ります。「八っつぁん」というタコのぬいぐるみ。これが縁となって澪さんはデートに誘われ、好きな作家さんに紹介してもらえます。彼からはマリオネットの修理を依頼されて、師村さんが直してくれる。
 そんな毎日の中にも様々な事件はあって、髪の毛が伸びる市松人形が運び込まれたり、しかもそれが玉坂人形堂で作られたものだったり、師村さん因縁の小田巻姫が発見されたり。
 わたしとしては束前さんが関わる「香山リカ」改め「佐藤リカ」さんのその後が気になります。すぐ飽きちゃうと言っていたし、束前さん自身も閉口していましたが。
 芸術的なマネキン人形と、ボルトで作ったギタリストの人形にショックを受けた冨永くんには早くスランプから抜け出してほしい。
 わたしも「八っつぁん」のぬいぐるみを頭に載せて写真を撮ってみたい! テディベアと対だから「熊さん八っつぁん」というセンスはたまらないですね。
 わたし自身はぬいぐるみにあんまり興味はありません。どちらかというと創作日本人形の方が好みです。初任のときに教え子のおばあちゃんにいただいた紙人形、大切にしています。
 そういえばリカちゃん人形は買ってもらえませんでしたね。わたしが持っていたのは「アグネス先生」でした。大人になってから「リカちゃんキャッスル」には何度か行きましたが。
 どうにもとりとめのない感想になってしまいました。読んでから少し時間を置いてしまうと、細部を忘れてしまうようです。記憶力が劣化している。
 そして、現在地区のお祭り準備に駆り出されて、本を読む時間が約90分削られています。「十二国記」の新刊読む時間がないよっ。ついでに歯が痛い(でも多分虫歯ではないのです。ストレスだろうか)。
 わたしもピロシキ食べたいな。揚げたものと焼いたものがあるとか。わたしは揚げたのしか食べたことありません。歯が痛くても作中の食べものはおいしそうなんです。
 ところでこのシリーズの登場人物、独身率が高いですよね?