「事実は小説より奇なり」といわれる。黒川東京高検検事長が朝日新聞と産経新聞の記者とかけマージャンをしていた。週刊文春のスクープに多くの国民がビックリしたのではないだろうか。法を順守しなければならない検察の幹部であるにもかかわらず、実際にそんなことをしていたとすれば、現在の立場も失うことになるだろう▼安倍首相というよりも、マスコミとお友達だったのである。朝日新聞の場合には元記者だったそうだが、幹部社員であるとも漏れ聞こえてきている。あれほど黒川叩きをやっていた一方では、ちゃっかり深い仲であったのだ。司法の独立という観点からは、国家権力の介入ばかりでなく、もう一つの権力であるマスコミとの癒着も大問題である。検察がこうなのだから、他の官庁も推して知るべきである▼今のマスコミの劣化も目に余る。地上波のテレビ局では、フェイク報道が堂々とまかり通っている。テレビ朝日やフジテレビでは、過去の映像を引っ張り出して、自粛が緩んだかのような印象操作をしている。ただただ不安を煽りたいだけなのである▼くだらないマスコミとずぶずぶの関係を暴露された検察は、取り返しのつかない失態をやらかしたのである。黒川東京高検検事長は検察の権威を失墜させたのであり、まさしく万死に値する不祥事なのである。
https://www.youtube.com/watch?v=lgVci5Hvy-4
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㉛笠井尚氏の会津の本を読む 北篤の『会津異端の系譜』
産経社員が検察を新聞社のズブズブ関係を嫌ってリークしたという話もある。