草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

綺麗事では政治を語るなかれ

2023年12月17日 | 政局
 日本に民主政治を根付かせようとした政友会の星亨や原敬は、金権政治家といわれた。惜しみなく子分たちにカネを配った。そうでないと利権を抑えている藩閥や吏党にかなわなかった。しかし、自分たちは極貧に甘んじた。それでいて仕事をした。原などは鉄道政治家といわれるように、鉄道を敷くことで地方を振興しようとした。東北はその恩恵に浴したのである。
 今回のように自分たちが集めた金を記載せず裏金とした疑惑は、使い道をはっきりすればいいだけだ。責任者を処罰すればいい。それ以上に国を売っている者たちを放置しておいていいのだろうか。スパイ防止法がないので、大っぴらにやりたい放題だ。それこそが大問題なのだある。
 特捜の指揮を取っている刑事部長は、福島県知事の佐藤栄佐久を有罪にした辣腕である。どれだけ酷い取り調べであったかは、未だに語り草になっている。実際のところは分からないが、それを繰り返すことのないように願いたい。マスコミにリークしながら犯罪者に仕立て上げるというのも、腑に落ちないものがある。逆にマスコミは捜査手法が違法だかどうかを監視すべきだろう。
 検察は国体を守る日本の最後の砦ではあるが、もっと大きな悪人立ち向かうべきなのである。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 小さな悪に目を奪われ大きな... | トップ | 安倍政治を白紙にした岸田首相 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

政局」カテゴリの最新記事