草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

佐藤優氏が維新の会と日本保守党の連立政権に言及

2024年01月30日 | 政局
 佐藤優氏がラジオ番組で日本維新の会と日本保守党の連立政権の可能性を口にしたようだが、何でもありが政治であり、このことはチャンネル桜の水島総社長も話題にしていた。
 もはや自民党が耐用年数を過ぎていることもあって、今後どこの政党が主導権を握るかは、まったく見当が付かない。そんななかで、今後も日本維新の会と日本保守党が犬猿の仲ということは、まずは考えられないことである。
 しかし、そうなれば岩盤保守よ呼ばれる人たちが、規制緩和推進のグローバリズムに屈することになり、当然のごとく、日本保守党からの脱落者も出てくるだろう。佐藤氏は極論を述べているようだが、日本維新の会以外には、当面は自民党に取って代わる政党がないといった、大局的な当たり前の見方に立っているだけである。
 自民党に対抗する現実政党として、日本維新の会が右であれ左であれ、巻き込んでいくというのだろう。日本保守党の共同代表になっている河村たかし名古屋市長が、日本維新の会と急接近するメリットがないわけではなく、これまでの百田尚樹氏や有本香氏の主張とどう整合性が取れるかである。
 政治は生き物であり、昨日の敵が今日の友となるのである。その意味では佐藤氏の指摘は正鵠を得ているが、少しは希望的な観測も含まれているのではないか。つまり、日本が強い国家になることを望まない国家の、その筆頭が佐藤氏であるからだ。日本保守党までもがそっちの方向を選択するならば、腐っても鯛の自民党の保守派に賭けるしかない。日本維新の会にも保守派はおり、逆にその勢力も糾合するのである。いよいよ日本の政治も一寸先が闇になってきた。今後何が起きるか全く予想が付かないのである。

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