草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

危機に際し弱気になった政治指導者は国民の支持を得られない!

2020年02月29日 | 感染症

武漢肺炎の対応をめぐって安倍首相のへの批判が強まっているが、怯んだ段階で政治指導者としては失格である。いかなることがあろうとも、不退転の決意で前進するしかないのである▼以前は安倍支持者で、最近になって安倍首相をこきおろしている百田尚樹氏や有本香氏と昨日、安倍首相が一緒に食事をしたというのは、政治家としての弱さが露呈したように思えてならない。百田氏らからとやかく言われても、意に介すべきではないのである▼感染拡大に黙って耐えている名も無き保守の人々は、安倍首相にリーダーシップを発揮してくれることを期待しているのだ。途中から方針を転換することも容認しているのである。その声が安倍首相には届いていないのだろうか。未知のウイルスとの闘いは、我が国にとっても未曽有の危機である。どう対処していいか分からないのが実情だ。舵取りを任せられている安倍首相が動揺したら、日本丸は沈没する以外にないのである▼今こそマックス・ヴェーバーの言葉を噛みしめるべきである。「自分が世間に捧げんとする所のものに対して、世間は(自分の立場から見て、)あまりにも愚純であり、あまりにも卑劣である場合にも、それに挫けず、すべてに対して、『それにも拘らず!』と言い得る確信のある人、そういう人だけが、政治に対する『天職』を有するのである」(『職業としての政治』清水幾太郎訳)。


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