草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

風雲急を告げる東アジア

2022年10月06日 | 自衛隊
 今日もまた北朝鮮が弾道ミサイルを我が国に向けて発射したようだ。連日のように撃ってくるというのは異常であり、日本の防衛当局も、その分析におわれていると思うが、ウクライナ情勢とも密接に関連しているのではないだろうか。
 北朝鮮とロシアが無関係であるはずはなく、東アジアに戦火を拡大し、アメリカ軍をこの地域に貼り付けにしておく。そうした戦略があるのではないか。西側は大量に武器をウクライナに渡しているのは、戦線が限定されているからで、東アジアでもということになれば、局面は変わってくるからである。
 うがった見方としては、中国が台湾侵攻を行うにあたって、自衛隊が南西諸島に力を入れないように、北海道や東北に対して、ロシアと北朝鮮が軍事的に仕掛けてくることも考えられる。日本の都市に北朝鮮が弾道ミサイルを撃ち込んでも不思議ではないのだ。
 日本も台湾も今後防衛力の強化に努めることは明確である。となれば、中国による台湾への武力行使は、この数年以内しかない。台湾国内での武装工作員が蜂起し、それに呼応する形で中国軍が乗り込むということになるだろうが、目の上のたんこぶは自衛隊なのである。北海道や東北で軍事衝突が起きれば、今の自衛隊では二正面作戦は無理である。
 ロシアは、東部四州を自国の領土と宣言することで、そこでの小型核兵器を使用する準備が整った。自国領内での核実験であるという言い訳ができるからだ。それがロシアにとっての乾坤一擲の反撃であり、そのタイミングで、東アジアで戦争が勃発する危険性が高まっているのだ。だからこそ、最近になってNATO軍も、自衛隊との共同訓練を開始したのである。
 今後どんなことになろうとも、私たちは冷静に対応するしかないが、国民全員にヨウ素剤を配布して置くことも検討すべきだろう。ロシアが小型核を使用すれば、いつどこで使われても不思議ではないからである。もはや憲法改正をする前に、緊急事態が訪れるだろう。日本を守り抜くためには、我が国は超法規的な措置も取らざるを得ないのである。

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