草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

国家安全法の施行で香港はウイグルやチベットと同じ悲劇が!

2020年07月02日 | 国際問題

中共による香港での国家安全法施行は、人類の英知に対する挑戦である。習近平は第二の毛沢東を目指し、独裁者になろうとしている。そんなことが許されてよいのだろうか。ウイグルやチベットに対して同じように、香港の民衆への弾圧は徹底的に行われるだろう。去る30日に全人代で可決された国家安全法は、反政府的行動の取り締まりに関して、国家分裂、政権転覆、テロ活動、外国勢力との結託の4種類の活動を犯罪行為と定め、最大で終身刑を科すという内容である▼企業やグループも対象とされ、違反すれば罰金ばかりか活動停止が命令される。違反者として認定されれば、いかなる選挙にも立候補できない。疑いが持たれる人物の監視、電話盗聴が認められる。香港の永住者、非永住者の双方に適用され、外国のNGOや報道機関への管理も強化されることになったのである▼ヤスパースは「自由世界は自分自身の欺瞞的状態を認識と批判にゆだね、これを改善してゆく可能性をもっています」(『根源的に問う』武藤光朗・赤羽竜夫)と述べているが、自己を絶対化するのが共産党の一党支配なのである。香港の民衆を見捨ててはならない。私たち一人ひとりが声を上げなければならない。そして、独裁国家の中共の侵略にも身構えなくてはならない。今日の香港、明日の台湾、明後日の日本なのであり、危機は目前に迫っているのである。

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