草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

今度は北朝鮮批判の先頭に立つ鳩山ルーピー首相

2010年05月20日 | 政局

 鳩山由紀夫首相がまたまたやらかしてしまった。韓国の哨戒艦が沈没した事件で、日本が先頭に立って北朝鮮を批判するのだという。国連安保理でのことを念頭に置いているのだろうが、それなりの覚悟があって言っているのだろうか。体制崩壊の危機に直面している北朝鮮に、今けんかを売る必要はない。言葉も選ぶべきだろう。それに、そこまで発言するのならば、まずは安全保障に関する会議を立ち上げて、防衛省や警察庁、さらには外務省の意見を聞いてからにすべきだろう。万全の態勢ができていないのに、軽はずみな言動をすると、かえってつけ込まれかねない。日本国内にいる北朝鮮の工作員の存在も甘く見てはならない。そのうちの一部が実力行動に出れば、日本の治安はメチャクチャになってしまうからだ。日本全土に戒厳令を布くしかないが、鳩山首相は、そんなことまで想定しているわけがない。日本と朝鮮半島は、お隣同士で一衣帯水の間柄である。日本国内に朝鮮半島の南北対立が持ち込まれることは、最悪の事態であり、それだけは阻止しなくてはならない。当面は、自衛隊の警戒レベルを上げて万全を期さなければならないが、相手の挑発に乗ってはならない。やられたらやり返すという準備だけすればいいのである。普天間基地の移設問題の不手際を、今度は「キタチョウセンガー」ということで逃れようとしている鳩山首相というのは、一体何を考えているのだろうか。首を傾げたくなる。

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日米安保に幻想を抱かず非常事態に備えよ!

2010年05月20日 | 思想家

 北朝鮮の軍事行動に対しては警戒を怠るべきではないが、韓国と共同歩調をとることには慎重であるべきだろう。それよりも、警備当局としては、まず日本国内にいる朝鮮半島関係者の動きをチェックすることだ。それが国家と国民を守ることに結びつくのである。民主党や鳩山政権が威勢のいい言葉を口にするよりも、抜かりなく手を打つことの方が、百倍も千倍も大事なのである。北朝鮮がどうして韓国の哨戒艦に攻撃を加えたのか、それは暴発的な事故ではなかったのか、ということについても、できるだけ情報を集めるべきだろう。朝鮮半島で何かが起きれば、すぐに日本に飛び火するのである。韓国の背後に位置する我が国は、標的にされやすいからだ。さらに、日本国民が肝に命じておくべきは、日米安保条約の有効性である。米国との関係は重視されなくてはならないが、イザというときは、自主防衛によって、つまり自衛隊と国民と一致した力によって、侵略者を撃退しなくてはならない。米国務省は1996年11月1日、尖閣諸島の領有権に関して、「どの国の立場も支持できない」と明言しており、日米安保条約に幻想を抱き過ぎるのは間違いだ。軍事評論家の故江畑謙介は、とくにそのことを心配していた。鳩山由紀夫首相は「北朝鮮の行動は許しがたい」と批判する前に、非常事態に備えるべきなのである。それもできていなくて、強がりを言うのは、単なる無責任でしかない。

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世俗的権力を超えた天皇の存在が日本を救う!

2010年05月20日 | 思想家

 だから言ったではないか。鳩山由紀夫首相が口にしていたゼロベースというのは、そんなことなのである。米軍普天間基地の移設先は、名護市辺野古沖であることがほぼ決定的となった。アリバイ的には、徳之島に訓練の場所をつくりたいとしているが、自公政権が米国と合意した線でほぼ決着が図られることになりそうだ。しかし、鳩山首相を始めとして、鳩山政権の閣僚は、まったく悪びれたところがない。「最低でも県外」と明言していた責任はどうとるのだろう。さらに、「ジュゴンや沖縄の海を守るために」と大見得を切っていたのは、過去のことなのだろうか。民主党政治が沖縄県民を騙したと批判されても、一言も弁解できないだろう。外交安全保障問題で、これだけ迷走した政権が、かつて日本にあっただろうか。世俗的な権力の体たらくを目の当りにして、天皇の存在意義を再確認させられた。尾高朝雄がそのことに触れていたのを、もう一度噛みしめるべきだろう。「力めても力めてもなお十全の現実化を期することのできない正しい政治の理念が、天皇によって象徴せられるということは、民主政治が信念のない数の政治に低落することを防ぐための指標として、深い意味をもつ事柄であるといわなければならぬ」(『法の窮極に在るもの』)と書いていたからだ。天皇は「徳を以って民に望む」という理念を体現しているのであり、連綿として続いてきた天皇の存在こそが、他国からの間接侵略や、独裁制を阻止する最終的な防波堤となるのである。

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