鳩山由紀夫首相がまたまたやらかしてしまった。韓国の哨戒艦が沈没した事件で、日本が先頭に立って北朝鮮を批判するのだという。国連安保理でのことを念頭に置いているのだろうが、それなりの覚悟があって言っているのだろうか。体制崩壊の危機に直面している北朝鮮に、今けんかを売る必要はない。言葉も選ぶべきだろう。それに、そこまで発言するのならば、まずは安全保障に関する会議を立ち上げて、防衛省や警察庁、さらには外務省の意見を聞いてからにすべきだろう。万全の態勢ができていないのに、軽はずみな言動をすると、かえってつけ込まれかねない。日本国内にいる北朝鮮の工作員の存在も甘く見てはならない。そのうちの一部が実力行動に出れば、日本の治安はメチャクチャになってしまうからだ。日本全土に戒厳令を布くしかないが、鳩山首相は、そんなことまで想定しているわけがない。日本と朝鮮半島は、お隣同士で一衣帯水の間柄である。日本国内に朝鮮半島の南北対立が持ち込まれることは、最悪の事態であり、それだけは阻止しなくてはならない。当面は、自衛隊の警戒レベルを上げて万全を期さなければならないが、相手の挑発に乗ってはならない。やられたらやり返すという準備だけすればいいのである。普天間基地の移設問題の不手際を、今度は「キタチョウセンガー」ということで逃れようとしている鳩山首相というのは、一体何を考えているのだろうか。首を傾げたくなる。
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