昭和13年に喜多方駅と熱塩駅間が開業し、県境を越え北に向かって線路がどこまでも続くはずであった。昭和59年に日中線が廃止されたことで、その夢はかなえられなかった。線路も枕木ごと撤去され、わずかに名残をとどめてくれているのが、熱塩駅をそのまま保存した日中線記念館だ。尖がり帽子のような建物で、すぐに山霧に視界がさえぎられることから、どことなく北欧風の感じがするというので、観光スポットの一つとなっている。宮脇俊三の『時刻表2万キロ』でも紹介された。曇天の下、人気のない駅舎の前でぽつねんとしてひとりたたずんでいると、改札口付近だけが眼にまぶしく、まるで向こう側に別世界が広がっているようだった。
にほんブログ村
↑
会津っぽに応援のクリックをお願いします
最新の画像[もっと見る]
- ひまそら候補は月光仮面 2日前
- 月光仮面はひまそら候補 5句 4日前
- 智民文明の幕開けを告げるひまそら候補の挑戦 1週間前
- 東京都知事選挙に中国が介入しているのではないか 1週間前
- ひまそらあかね候補に一票を 10句 1週間前
- ひまそら候補が出馬したのは日本を救うためだ 1週間前
- 峯村健司氏が想定する台湾有事のシナリオ 1週間前
- 東京都知事にはひまそら候補が適任だ 2週間前
- 今こそ三島由紀夫の崇高な精神に学ぶときだ 3週間前
- 『沈黙の艦隊』は今の時代を予見していた 1ヶ月前