磐越西線山都駅近くの一ノ戸川鉄橋を疾走するディーゼル。デジカメで今日の午後3時過ぎに撮影した。あいにく雪雲がたれこめ、飯豊連峰を拝むことはできなかった。夕暮れ時を思わせるなかを、小さな丸い光があっという間に目の前を通り過ぎた。一ノ戸川鉄橋は明治43年に完成したもので、全長445メートル、高さ17メートルということもあって、当時は東洋一であったという。観光シーズンともなれば、SLを撮影しようと、たくさんのカメラマンでごったがえす。1組3人ほどがいただけで、どよめきもわかなかったが、雪に負けない力強さを感じた。雪国会津のありふれた風景だとしても、ついつい見入ってしまって、シャッターチャンスをのがしてしまった。SLであれば、カメラマンを喜ばせるために、わざわざ汽笛を鳴らすが、そのサービスがなかったことも、かえって空々しくなくてよかった。
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