安くてもスゴイ! ジェネリック家電の世界 | |
近藤拓史&ジュネリック家電推進委員会 | |
集英社 |
特許が切れて、その分安くなった後発医薬品をジェネリック薬品といいますが、電器製品の世界でも品質が確かな無名ブランドの「ジェネリック家電」が広まっています。
ジェネリック家電のメーカーの広報宣伝業務は総務・庶務課が兼ねていて取材を申し込んでも「うちは間に合っています」と善意な無反応が多いという。そんな中でもジェネリックの代表格、山善(やまぜん)は毎月、自作の動画をYouTubeにアップしている。制作費はさほどかからない。そこがいかにも低価格戦略のジェネリックメーカーらしい。
【YAMAZEN ジェネリック劇場】お得なのはどちら?扇風機編
ヴィンテージ・ジェネリックのアイワ、三洋
新書『安くてもスゴイ! ジェネリック家電の世界』の中では後半に「伝説のヴィンテージ・ジェネリックに触ってみる!」編でアイワと三洋電機が好意的に紹介されている。ソニーと提携したアイワの“ジェネリック的”な運命。三洋については、「あの頃、みんなU4を聴きながら大きくなった」。立て位置のビデオXacti、時計付ラジオRawatchなどを取り上げ「日本人が愛した三洋電機のカジュアル感」との見出し。往年の三洋ファンには嬉しくなる記事でした。
わが広場でも気がつけば扇風機に山善、ビデオカメラがグリーンハウス、レコーダーがバッファロー、家庭調理器に(有)新津興器・・いずれも故障もなく十分楽しめている。ただ昨年のブログで触れましたが太田市の「おおたんラジオ」はいまいちでしたね。いくら安いからといってもチューニングがしずらく満足できません。これもジェネリックの製品といえましょう。しかし全体的にはジェネリックの精度は高くなっています。大手伝統メーカーにとってジェネリック家電は、今後ますます無視できない存在になってくることでしょう。
大泉、太田 防災ラジオ比較太田市ではこのほど、市民の防災向けに「おおたんラジオ」を発売=写真(左)。防災多機能な「おおたんラジオ」省電力のLEDライトは明るい。ライト点滅しサイレンも鳴り、まさに...