ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

全国学力テスト

2007年05月03日 | 教育・文化
愛知県の北の方にあるのかぁ犬山市って。人口7万5千人。

ちょっと前のニュースになりますが、「全国学力テスト」に公立1909校で唯一参加しなかった市教育委員会として、犬山市は一躍有名になりました。

犬山市教委は不参加の理由を「競争によって学力向上を図ろうとする考え方は、豊かな人間関係のなかで人格形成と学力の保障に努めてきた犬山の教育理念と相いれない」としています。

古い記憶を遡りますと、私が小学生の頃、学力テストに参加するかどうか、親や大人たちが盛んに話をしていた記憶があります。労組活動家の近所のおじさんから「今度の学力テストは参加しなくてもいいのだよ、イチローくん」と言われたのを覚えています。「そうか、じゃその日は休んでしまおうかな」と迷った記憶があります。ただ肝心の受けたか受けなかったが思い出せないのです。

今回のテストは同時に①今家の人から大切にされていますか②先生から認められていると思うかの質問項目があったといいます。

学力テスト、なんといおうと競争試験には違いありません。それには是と非があると思います。非の部分もあるかぎり多様な見解が出るはず。当然、不参加校があってもいい、その方が自然の気がする。ともかく、犬山市がひとり反対し参加しなかった決断は称えたいと思います。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 二千円札 | トップ | 全県一区制(公立高)は改正を »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

教育・文化」カテゴリの最新記事