ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

【中学下宿記】(6) 農家に下宿

2009年10月11日 | 中学生下宿放浪記
最初に下宿したのは、大泉町仙石の専業農家、Wさんのお宅。
その家には、娘さん2人と両親の4人家族。私には玄関南の部屋を一室貸して
いただきました。辺り一面、林と畑で、本で読んだかぐや姫の物語に出てくる
ような佇まいでした。
今でも農家が舞台の夢を見るときは、このW家がベースになって現れます。

娘さんは、長女が私と同じ中学1年生。中学を卒業したら家を出て就職すると
言っていました。名前は早苗さん。農家らしい名前でしたので覚えています。
妹さんは小学校高学年、私をいつも珍しそうに見ていました。2人ともシャイで
大人しい少女たちでした。
この家は、ずいぶん前に引っ越されたのか今はありません。皆さんどこに
行かれてしまったのでしょうか。

大泉町立南中には、W家から徒歩で通いました。
とにかくに母の住むところにやってきて寂しさは多少、なくなりましたが
それでもまだまだ十分ではありません。母恋しさで三洋電機女子寮には毎日
欠かさず行ってました。

W家の近くに新小泉駅がありました。(1975年廃止の東武仙石河岸線貨物駅、
所在は今の町立体育館付近)
前橋の祖母の家に置いてきた自転車をチッキ(託送手荷物)で送ってもらい、
ある日、新小泉駅に取りに出向きました。貨車の荷物の上に横になっている
懐かしいクリーム色の愛車と再会したときは嬉しかった。山口自転車製、3段
切替え、自慢の軽快車でした。

カメラ好きの私でしたがW家、新小泉駅などの写真が一枚もないのが残念です。


【写真】大泉南中の徽章

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1 コメント

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Unknown (うっぴ)
2009-11-08 20:57:47
少し、わくわくしてきました。

続きは。。。。。。

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