ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

ベトちゃんドクちゃん

2007年10月08日 | Weblog
ベトナム戦争の犠牲者です、ベトちゃんドクちゃん。
もう26歳にもなっていたんですね。。


いま、イラクでも劣化ウラン弾で、被爆汚染が広がっていて異常児が続々生まれています。

それにしても、ベトナムの人民は、アメリカに執拗に謝罪を求めたり、個別補償を要求してはいませんね。アジアの国でも、それぞれ国民性でしょうか。ベトナムは貧しくとも戦勝国の余裕なのでしょうか。ベトナムの人たちには好感がもてます。

いずれにしても戦争はむごいツケを敵味方とも負うものですね。
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枯れ葉剤被害 結合双生児の兄 ベトさん死去 26歳
2007年10月7日(日) 産経新聞

 【バンコク=藤本欣也】ベトナム戦争で米軍が散布した枯れ葉剤の影響とされる結合双生児「ベトちゃん、ドクちゃん」の兄、グエン・ベトさんが6日未明、南部ホーチミンの病院で死去した。26歳だった。弟のドクさんが最期をみとったという。ベトさんは脳障害で寝たきりの生活が続き、5月には肺炎などを患い、一時、重体と伝えられていた。

 ベトさんとドクさんは中部ザライ省で下半身がつながった状態で生まれた。同省はベトナム戦争中、米軍が枯れ葉剤を大量に散布した場所で、2人は戦争の悲惨さの象徴として世界的に知られるようになった。

 1986年には東京都内の病院で治療を受けるなどしたが、ベトさんが重い脳障害となり、88年にホーチミンのツーズー病院で分離手術が行われた。ベトさんはその後、同病院で寝たきりの生活を送っていた。

 ドクさんは分離手術の後、病院職員として働く一方、枯れ葉剤の被害を世界に訴える活動を続けている。昨年12月には、ボランティア活動で知り合ったという女性とホーチミンで結婚したが、ベトさんは祝宴に出席できなかった。

 ハノイからの報道によると、ドクさんは「今はとてもとても悲しい。来年、分離手術から20年を迎えるが、そのときまで生きていてほしかった」と話している。

 枯れ葉剤は除草剤の一種で、ダイオキシンが含まれている。ベトナム側の説明によると、国内には約400万人の枯れ葉剤被害者がおり、結合双生児や脳性まひの子供たちが今も生まれているという。
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