ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

指導力、駒苫の香田監督にみる。

2006年08月21日 | スポーツ・健康
再試合の最終戦、良い試合でした。応援していた早実が勝ち満足でしたが、駒苫の香田監督の采配には注目しました。

春のセンバツは不祥事で出場辞退の駒大苫小牧でしたが、きのう、きょうの試合をみて、香田監督に魅力を感じました。まず、きょうも先発投手に2年生を起用したこと。これは主戦の田中君への負担軽減と次期に向けて2年生投手を育てる、という教育的配慮だと思う。プレー中、疲れが出た田中への投球フォームの乱れも的確に指摘しアドバイスを送った。その間の監督、投手の呼吸が合っていた。試合後、早実の選手に向かって礼を示した香田監督。かれの姿勢はどれも好感がもてる。

会社経営、学校運営、さまざまな組織、国家レベルに於いても、その活用のなかで、指導性、判断力(采配)のもたらすものは大きい。

指導者は、どこかで判断しなければならない。結果はどうであれ責任は伴う。わが国の戦後処理責任の不徹底さが今も混乱を招いているのもそこに問題があるのではないだろうか。指導者は逃げてはいけない。「敗戦の将、兵を語らず」であってほしい。それがあまりに兵を語るトップが多い。あるいは兵(部下)に責任転嫁さえしかねない。高校野球はゲームセット後は、得点スコアの再検討や責任の所在を追及したりはしない。香田監督のように、散り際はさわやかに去って行こう。
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