ポポロ通信舎

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全県1区制に疑問(群馬県公立高校入試)

2006年08月10日 | 教育・文化
来春から、学区制を廃止して、群馬県は全県1区になる。
たとえば今の学区制では、大泉町に住むものは、太田高
校に受験はできるが、前橋高校、桐生高校には学区制で
受けられない。
その前の制度では、東毛地区(群馬東部)は、桐生と太田
は同学区だった。ただ前橋とは学区が敷かれていた。
地元の生徒は、わざわざ遠く離れた学校に行かず地元校に、
という考えは高校間格差解消にもなり理にかなっていたと思う。

東京では美濃部都政が、全都1区を廃止したため日比谷高校が
エリート校から一転「普通の高校」になった。
石原都政となり、また、もとに戻りつつありますが・・

選挙と違って、公立校の学区制は「小選挙」型がよいように思う。
広域になることで自由競争が激化し、区を越えた「越境入学」が
盛んになる。それは、なによりも子ども達のためになることなの
だろうか。

医師などの教育熱心な家庭は、早くから「下宿」「アパート」「寮」
に子弟を置いて遠方の進学校を目指すであろう。
子どもは親の指示を受け入れるだけで、たいして疑問は感じない。
しかし妙なエリート意識が芽生えてくることはないだろうか。
少子化により教育・受験制度を見直すのは良いが、的(マト)がずれて
いるように思えてならない。


コメント (1)
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