ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

ゼロ金利解除と一般家庭

2006年08月01日 | 経済
先月中旬、日銀は5年4カ月ぶりにゼロ金利を解除しました。
①コールレイトをゼロから0.25%前後に引き上げ
②公定歩合は0.1%から0.4%に引き上げ・・

今回の決定の前提は、内、外需、企業、家計がバランスの良い形での
拡大基調、と。家計部門は金利上昇でローン負担増を利子増がカバー
し、個人消費は増加するとのプラス試算。果たして現実はいかがなも
のでしょう。個人消費はこのわずかな、金利の変化で、影響されるもの
でしょうか。

わが家を見る限り、ゼロ金利解除によって、何も変化していないし、
また変化の兆しも感じません。政府・財界は歓迎しても一般消費者は、
どう動いたら良いものやら、「ご利やく」の程がうかがい知れません。
特別、消費意欲も、貯蓄指向に向くことは考えられません。これまでの
家計軽視の政策を素直に信じることはむずかしいものです。

「村上ファンド問題に絡んだ福井日銀の体質、ひいては小泉構造改革の
モラルハザードと腐敗に蓋(ふた)をする政治ショー」(週刊新社会7/25号)
との指摘には、まったくうなずけます。
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