Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

沼牛駅 深名線 9月3日 2015年

2016-03-22 | Weblog
牛沼駅は国道から迂回するようにアクセスする場所にあります。

国道は背景に見える林の向こうを走っていますので駅の姿をそこから直接見ることは出来ません。

駅の姿は2014年に訪れた時と変わらず広い駅前のロータリー?と共にそこにありました。



駅前から振り返って見ます。

駅へのアクセス道は「南5号線」と「東6線」という道路の交差点に合流するように配置されています。

その「南5号線」は道道72号線に接続します。

駅前のメインストリートとはいえ、人の気配はなく建物も廃墟のような状態であります。



昨年訪れた沼牛駅の印象と「何か違うな…」と感じたのですが、それは“生きている駅”の雰囲気により近くなっていたためでした。

昨年は入り口や窓の建具には合板ボードが張られていたのですが、いまはそれがなくガラスの窓が辺りの風景を映して綺麗に輝いているのでした。



入り口の庇にはかつて駅名標が取り付けられてた痕跡があります。





H27.7.18~ と記載された駅ノートが置かれています。

まだ新しい、つい2ヶ月弱の日付です。



ガラス窓から駅舎の中を覗いてみます。

バイクが2台、正統派?ダルマストーブと木製の長ベンチが見えます。

左手には荷物扱いの窓口が見えます。

とても綺麗に保存されているのが分かります。



向かって右側の妻面を見ます。

こちらも、窓のパネルが取り外されています。

なんだかずいぶんサッパリした雰囲気です。



ホーム側から駅舎を見ます。



「あれ?ど~しちゃったの?綺麗過ぎるなぁ~」と思ったら…



先の「駅ノート」と同じ日付にイベントが開催されていたようです。

「おかえり 沼牛駅」と題されたイベントは深名線廃止20年を記念し、幌加内町、幌加内観光協会などが中心となって催されたイベントでした。

参加してみたかったですが、日にちを知っていてもちょっと無理だったかな…



「なるほどね、それでこんなに綺麗になっちゃたんだ…」と納得です。

一日限定のイベントだったようですが、それでも多くのファンが集った様子がネットにアップされていました。

深名線もそして「沼牛駅」にも熱心なファンがいらっしゃるのですね。



ずっと「片足」で立ち続けていた駅名標のフレームも修繕されていました。

イベントの際にはこのフレームに「沼牛駅」の駅名標が掲げられていました。



もう一方の妻面…というかちょっと複雑な構造の屋根は入母屋形式と呼ぶのかな?

正しい呼び名は分かりません。

こちらも建具に貼り付けられたベニヤ板が取り外されて、とてもスッキリとよい感じになっています。



路盤に下りて深川方面を見ます。



そしてこちらが名寄方面となります。

路盤跡はバラストが敷き詰められた状態で残され、雑草などもなく昨年同様綺麗に保存されています。



幌加内町は蕎麦の栽培・生産が有名で、特産品の「幌加内そば」 「雪笹うどん」を加工する「そば日本一の館」と「そば日本一の牙城」という施設を有しています。

沼牛駅周辺に広がる畑は蕎麦畑のようで8月には蕎麦の花で彩られるそうです。

2014年沼牛駅の記事はこちらから。

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