Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

Wera社ドライバー 5月20日 2015年

2015-05-20 | Weblog
タモリさんの「タモリ倶楽部」という番組をご存知だと思います。

実に広範囲のジャンルをタモリさん的に「軽く撫でる…」みたいな雰囲気の番組であります。

つまり…オタク的過ぎる“悲壮感”みたいなのが無い…という意味ですが。
(*オープニングのカットが大好き…というオトーサンも多いことでしょう…私を含めて。そろそろ新しいバージョンが見てみたいです。)

ある日のお題が「工具」でありました。

「こりゃ~、て~へんだ!」と録画予約をセットしました。

結構、放送時間が遅いので“良い子”は、録画して見ています。

世界中のハンド・ツールを見て使ってみると、それぞれの国で作業に対するポリシーというかフィロソフィーというか、根本的な考え方の相違が表れていて面白いです。(*ドイツとイタリアの工具を比べると国民性の違いが顕著に現れていて分かりやすいです)

その番組中で幾つかの注目ツールが紹介されていましたが、私が“食い付いた”のがこのドライバー。

写真はWera社のドライバーです。

Wera社は70年以上の歴史を持つドイツの工具メーカーです。

このスタイルの映像を考えた人は素晴らしいですね。

多くの言葉を使わなくても、一枚の画像がこのドライバーの性能の全てを表しています。

クルマいじりの好きな方は当然、ツールにも大そうな拘りがあると思います。

ハンド・ツールの基本は締めたい、あるいは緩めたいビスやボルトを確実に作業できること、それらの頭を“舐めちゃう”のはもっての外なのであります。

ツール好き、あるいは「モノいじり」の好きな方なら一度はこうしたトラブルに遭遇して途方に暮れた経験を持っていると思います。

そのような時に、真っ暗闇の泥沼から救ってくれるのが、プロ御用達高級ツールであります。

やはり「高級」とか「高価格」なツールは、使ってみて分かりますが、たったその単純な動作が“確実”に行うことが出来ることに気付きます。

プロの現場では、その「確実性」が即作業効率に直結し、ひいては会社の信頼に繋がります。

ですから、プロが信頼するツールはアマチュアが使っても「安心・安全」のお墨付きツールである訳です。

早速、「モノタロウ」で、No2サイズのプラス・ドライバーを購入しました。

そして実際にビスにドライバーの先端を差し込んで、画像のように逆さまにしてみました。

確かにドライバーはしっかりビスに食い付いて落ちることはありませんでした。

「ほ~すげーなぁ…」と感心しておりました。

しかし…いつも使っているごく普通のドライバーはこのような芸当は出来ないのか?と、疑問が頭をもたげ…



会社のツールボックスに入っていた、高級でも何でもないごく普通のドライバーで、試してみました。

「おや…出来るじゃない!」であります。

食い付きの度合いは明らかにWera社のドライバーより弱いですが、取り敢えず同じようなことは出来ました。



ドライバーシャフト部には“Kraftform Diamant”と刻印が読み取れます。

最初は「あれ?」って思いましたが、「そっか、ドイツ製品だからね…」

“Kraftform Diamant”と表記されているあたり…ドイツ製たる所以ですね。



ドライバー先端部を実体顕微鏡で見てみました。

ダイヤモンド微粒子を混入している効果は勿論でしょうが、こうして拡大して観察しますと根本的に“加工精度が圧倒的に高い”という点が理解できます。

ですから、ネジ部とドライバー部との遊びが少なく密着度が高く、ダイヤモンド粒子がヤスリのような効果をもたらして“スリップ”を防いでいる…その結果、ネジ頭部をしっかりと咥えて離さないから確実にトルクが伝わり、確実な作業が出来るという結果をもたらしているのでしょうね。

週末にガレージに持っていって早速「現場」で使ってみることにします。

ガレージのツールボックスは、錆び付いたネジやナットの「宝庫」でもありますから…

楽しみですね!



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