Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

上幌加内駅跡 深名線 9月1日 2016年

2017-03-27 | Weblog
幌加内駅から営業キロ数で3.1Km の距離に上幌加内駅がありました。

僅か3.1Kmの距離ですが、幌加内の集落とはすっかり景色が変わり、辺りには殆ど集落は見えません。

国土交通省のカラー空中写真を見ますと、きっちりと矩形に造成された畑をなぜか斜めに突っ切っている深名線と国道が写っています。

2015年上幌加内駅跡の記事はこちらから。



上幌加内駅の遺構はこのような環境にポツンと残されています。

仮乗降場としてスタートした小さな駅でした。

はるかに規模の大きかった幌加内駅跡のモニュメントよりも、なぜか想いを惹かれるのは、それが「作り物」ではなく、「本物」だからなのかも知れません。



昨年は工事車両が作業中でしたが、本年は始めて訪れた時と同じようにひっそりとしています。



駅跡遺構も以前と少しも変わりがありません。

ホームは短いウッド・デッキ風のもので、それは長い間の風雪によって殆どが朽ちてしまっています。

駅名標のフレームとそれに「停車場接近標識」が取り付けられています。

この標識は駅構内にあるものではなく、停車場構内の外に設置され、もうじき停車場だと運転手に注意喚起を行うためのものです。

駅施設を撤去する際にこちらに持ち込んで設置したものなのでしょう。



オデ君が路駐している場所は毎年同じ場所のような気がします。

線路は国道に平行に真っ直ぐ延び名寄方面に向かいます。



裏側?からも観賞します。

ここから見る遺構は鉄道に興味の無い方にはただの廃材にしか見えないでしょう。



廃駅後とはとても思えない小さなモニュメント。

駅名標フレームと停車場接近標識、鉄のフレームとわずかに残った木材、たったこれだけですがなぜだか存在感はとても大きいです。



画面中央に向かって深名線の路盤が延びているように見えます。

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