2023/3/31放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
2019年9月から10月にかけてラグビーの世界大会が日本で開かれました。小さなボールを15人の選手が前へ前へ運んでゴールまで持っていく姿は感動的でした。一人はすべてのために、すべては一人のために戦います。勝利すると仲間を称え、共々に喜びあっていましたね。今日はヨハネの福音書4章37節と38節です。
さてイエス様も、神の国で神の畑で働く人々もラグビーの選手たちと同じである、と言っているのではないでしょうか。そこで、「ひとりが蒔き、ひとりが刈る」ということわざが本当になるのです。蒔く者も刈る者も共々に収穫を喜ぶためです。
私の母の実家は漁業をしていましたので、冬になると家族総出で海苔とりをしました。朝早く舟に乗って海に海苔をとりに行き、家に帰って海苔を一枚ずつ作り、その海苔のついたものを外に干すのです。そして乾いた海苔を1枚ずつはがして10枚一組にしてお店におろすのです。
どんな仕事をするにも一人ではできません。一人が蒔き、一人が刈り取るのです。そして、みんなが一緒に収穫を喜び合うのです。
そして、続けてイエス様はこう言われました。「わたしがあなた方を遣わして、あなた方がそのために労苦しなかったものを刈り取らせた。他の人々が労苦し、あなた方は、労苦の実にあずかっているのです。」
これから弟子たちは、自分たちが労苦しなかったサマリア人たちの魂の収穫を神の倉に納めることになります。
では実際労苦し、種を蒔き、育てるために水を注いだのは誰でしたか? そうです。イエス・キリスト様でした。ですから、今、私たちが労苦して種を蒔き、水を注いでいる魂はいつの日か誰かが刈り取ることになります。逆に今、私たちが刈り取っている魂は誰か労苦した人がいたからなのです。そして、お互いがイエス様にあって収穫を喜ぶことになります。
聖書のことばです。
「堅く立って、動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい。あなたがたは自分たちの労苦が、主にあってむだでないことを知っているのですから。」
コリント人への第一の手紙15章58節
( PBA制作「世の光」 2023.3.31放送でのお話しより )
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