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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■闇の中の希望 3 / 大嶋重徳

2023年06月21日 | Weblog

2023/4/5放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。

 今週、受難週と呼ばれる、キリスト教会の大切な一週間を過ごしています。イエス様が十字架の上で語られた七つのことばを学びながら、キリストの十字架の意味を思いめぐらす一週間を過ごしたいと願っています。

 イエスの十字架の上で語られた三つ目のことば。
  「女の方、ご覧なさい。あなたの息子です。」(ヨハネ福音書19章26節)
    「ご覧なさい。あなたの母です。」(ヨハネ福音書19章27節)

 イエス様の目の前には自分を産んで育ててくれた母マリヤがいました。自分よりも先に人生を終える息子を見つめる母の思いを受けとめたイエス様が、母マリアに寄り添う弟子たちに目を向けながら、「お母さん、あなたの新しい息子がそこに居るよ」と言われました。そして、弟子たちに「あなたの母親がいる」と。

 悲しみと不安のただ中にいる母マリヤを弟子たちに託されました。「あなたの母は教会にいるから」「あなたの息子が教会にいるから」 心残りなくキリストの愛のことばが十字架の上から語られたのです。

 イエス様は人間関係を徹底的に壊してしまう殺人の瞬間にも、キリストのいのちに生かされる愛の交わりを生み出そうとなさいました。イエス様の十字架はまさに愛し合う、そんな家族を生み出すためのものであったのです。キリストの十字架は罪を赦され、天国の約束をいただいた者たちに新しく生きる意味を与えてくれています。それは、この世界で互いに愛し合う神の家族と生きることです。

 十字架による救い、それは個人的な魂の救いに終わるものではありません。十字架が掲げられているキリスト教会は誰一人そこで孤独の中に生きるということはありません。あなたの悲しみと苦しみに寄り添ってくれる人がそこにいます。あなたのために祈ってくれる自分の母親のごとくに大切にしてくれる交わりがあります。

 今週ぜひキリスト教会をお尋ねください。そこに、あなたのことを家族のように迎えてくれる人がいます。あなたを母親のように迎えてくれて、あなたを兄弟のように姉妹のように迎えてくれる教会があります。イエス・キリストの十字架は罪のゆえに壊れてしまった人間関係を修復させてくれるのです。この教会に生かされていくとき、私たちは誰かと生きることに希望を持つことができるのです。


 ( PBA制作「世の光」 2023.4.5放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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