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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■小犬でも、子どもたちのパンくずを… / 岩井基雄

2018年11月19日 | Weblog
2018/10/15放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。

 第三週の月曜日はマルコの福音書から学んでいます。キリストが弟子たちと共に地中海沿岸の異国の地ツロに来ました。ある場所で食事をしている時、一人の異邦人女性が、「自分の娘を助け、癒して欲しい。」とイエスに願ったのです。娘は汚れた霊に憑かれていたのです。

 キリストは思いがけないことばを語ります。
 「まず子どもたちを満腹にさせなければなりません。子どもたちのパンを取り上げて、小犬に投げてやるのは良くないことです。
         新約聖書 マルコの福音書7章27節 (新改訳2017)

 それは神の民の優先性を示し、異邦人を犬呼ばわりし、彼女の要求を退ける内容でした。なぜこんなひどいことばをキリストが、と思うような場面です。

 しかし彼女はこう答えたのです。
 「主よ。食卓の下の小犬でも、子どもたちのパン屑はいただきます。
         マルコの福音書7章28節 (新改訳2017)

 彼女は自分たち異邦人が犬であると素直に認め、食卓の下の子犬が子どものパン屑をいただくように、自分の娘をも憐れんで欲しいと願い出たのです。ヘリ下って神の憐れみを求める祈り心がそこに現れていました。

 その答えにキリストは喜びます。そして、「そこまで言うのなら、家に帰りなさい。悪霊はあなたの娘から出て行きました。」(マルコの福音書7章29節 新改訳2017)と即座にその娘を癒されたのです。

 また別の福音書に、もう一つのキリストのことばが記されています。
 「女の方、あなたの信仰は立派です。あなたが願うとおりになるように。
          新約聖書マタイの福音書15章28節 (新改訳2017)

 「立派」とは「大きい」という意味です。信仰の小さい弟子たちよりも、この異邦人の女性の信仰の方が大きく立派だとキリストは語られたのです。キリストが彼女の信仰を引き出し、その上で願いに応えたということでもあるでしょうね。

 私たちの祈りも時には拒絶されるように感じ、長く待たされているように感じることがありますね。しかしその時にこそ私たちは神様への信頼、キリストへの信仰を働かせることができるのです。そして大きな豊かな信仰、信頼へと私たちも導かれていくことができるです。神はあなたを内側から変えてくださいます。

 (PBA制作「世の光」 2018.10.15放送でのお話より )
 
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