♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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■十戒 -自由への励まし78 / 大嶋重徳

2018年11月01日 | Weblog
2018/9/27放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。
 聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。十戒を始めとした聖書のことばは人間を縛りつけるものではなく、自由へと導くためのことばなのです。十戒第七戒には「姦淫してはならない。」(出エジプト記20章14節 新改訳2017)とあります。

聖書を信じる信仰者であっても第七戒「姦淫してはならない。」という戒めはないがしろにされてきた歴史があります。第七戒が歴史的にどのように理解されてきたかを調べれば調べるほど、この戒めを何とか曲げて理解したいという人間の思いが見え隠れします。そして多くの男性たちが諦めることなく第七戒の解釈を曲げて理解しようとする試みをしてきました。

 その解釈の一つは、この戒めは結婚している男性は未婚の女性との性的関係を持つことは許されている。しかし未婚の女性は結婚している男性と性的関係を持つことは姦淫罪となる、という解釈です。これは新約聖書のヨハネ福音書7章で、姦淫の現場で捕えられた女性の記事にも見られるケースです。姦淫の罪を犯したのは決して女性だけではないはずなのに裁きの場所に連れて来られたのは女性だけでした。一体、同じ罪を犯した男性はどこに行ってしまったのでしょうか。「姦淫してはならない。」という罪の適用は妻や未婚の女性にだけ適用するものであって男性は該当しないという理解は新約聖書の時代からあったことが分ります。非常に身勝手な解釈です。

 学生伝道の現場で出会った学生たちの内でも、「大嶋さん。姦淫は罪だと分ります。しかし独身者の結婚前の身体の関係を禁じる聖書の箇所はないと思います。」と主張する学生に出会ったこともあります。しかし新約聖書の記す不品行ということばは、結婚前の身体の関係を持つことを含み込んでいます。聖書の中で、女性に触れないことは良いことだ、とパウロの指摘が未婚の男性に語られています。そして不品行の罪を避けるために、きよさに生きることを勧めているのです。このテーマこそ、聖書はそうは言ってもねえ現実は違うよ、という人間の持つ罪深さと自分の弱さに開き直ろうとする姿が露になりやすいです。しかしそのように開き直ってきた多くの場合、男性の姿によって夫婦関係は傷つき、親子関係は壊れてきました。また夫婦関係のテーマも、私たちの夫婦はもう無理だと諦め易いものです。しかし私たちは第七戒の示す、夫婦の間に豊かな恵みに満ちた愛をこの聖書のことばからもう一度受け取り直していきたいと思います。

    ( PBA制作「世の光」2018.9.27放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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