♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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■十戒 -自由への励まし79 姦淫してはならない / 大嶋重徳

2018年11月08日 | Weblog
2018/10/4放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。
 聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。十戒を始めとした聖書のことばは人間を縛りつけるものではなく、自由へと導くためのことばなのです。十戒第七戒には「姦淫してはならない。」(出エジプト記20章14節 新改訳2017)とあります。

第七戒はキリスト教会にとって解釈に幅のあるそれほど重要な罪ではない、という理解が男性の間で行われてきました。事実、第七戒は結婚外・結婚前に性的な関係を持ちたい人たちによって最もないがしろにされてきた戒めでもあるです。時には、姦淫罪とは財産に関する罪なのであって、その妻の夫あるいは未婚の娘の父親の財産を奪う行為に過ぎないという理解がされました。そして未婚の女性と身体の関係を持つことは、その財産を汚すこととなる罪であって、財産的に見合う保護や賠償をなせばそれは罪を犯したことにはならないという理解がされました。また、奴隷制度のあった頃には、女性の奴隷と性的な関係を持つことは経済的な保証の確保さえすれば奴隷の所有者である主人は法的に許されているという理解がされたこともあります。

 旧約聖書に出て来るダビデ王、ソロモン王は多くの妻を持っていた所から、一夫多妻を聖書は容認していると理解されたり、旧約聖書の信仰の父アブラハムが妻以外の女性との性的な関係から子どもを産ませるというこのケースも姦淫に当たらないと解釈されてきました。
 しかし妻サラの悲しみはいかばかりであったでしょうか。更にサラとハガルとの間にあった深刻な争いが子どもたちの間にも憎しみを含めた被害が及んだことを聖書は記しています。聖書が積極的に妻以外の女性との性的な関係を許しているとは到底言えません。

 更に、人間なんて男なんてそんな者だ、とうそぶく声が私たちの近くから聞こえてきます。しかし愛する相手が自分以外の存在と身体の関係を持っているということが、どれほど心を引き裂かれ、家族を壊し、人を信じることを諦めてしまう痛みを生んでしまうことでしょうか。私たちは聖書の戒めを自分の欲望に照らし合わせて勝手に解釈を変えてはいけないのです。

 十戒第七戒は、頭の古い過去の教えでは無く、今の家族を、夫婦を守り、子どもたちを全力で守ろうとする愛の戒めです。そして神の愛はあなたを裏切らず、あなたを壊さず、傷つけない愛であることを教えます。そしてあなたもこの神の愛に愛され、神の愛に似せられて生きていくよう招く教えでもあるのです。

    ( PBA制作「世の光」2018.10.4放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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