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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■エルサレム入城 / 関根弘興

2013年03月25日 | Weblog
2013/3/25放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。今日からイエス・キリストの生涯の最後の一週間の出来事をお話しいたします。その一週間のスタートはイエス・キリストがエルサレムに入られるその出来事から始まっています。

 それはユダヤ最大の祭り・過ぎ越しの祭りの時期でした。このお祭りが近づくと大勢の人たちが神殿のあるエルサレムに押し寄せてきました。イエス様はそのエルサレムに入って行かれたんです。でもその姿はちょっと奇妙な姿でした。なぜなら、イエス様は子ろばに乗ってエルサレムに入られたからです。白い馬にまたがってさっそうと入られるのなら王様にふさわしい姿です。ま、勝利者の姿でもあるわけですねえ。でも子ろばによって入られるとは何か貧弱な感じがいたします。

 当時、馬は軍事目的のために使われていました。兵隊は馬に乗り戦いに出かけ、戦いに勝ったときには馬に乗って凱旋の行列をする訳です。でもろばはどうだったでしょう。実はろばというのは平和を表す家畜また柔和さを表す家畜として象徴的に用いられていたんです。イエス様は馬ではなくろばに乗ってエルサレムに入って来られた。それはイエス・キリストが軍事的な目的ではなく、平和の君としてエルサレムに入ることを示された訳ですねえ。

 旧約聖書の預言者の一人にゼカリヤという人がいます。彼は救い主が来られることをこのように預言しているんです。
 「見よ。あなたの王があなたのところに来られる。この方は正しい方で、救いを賜わり、柔和で、ろばに乗られる。それも、雌ろばの子の子ろばに。」(ゼカリヤ書 9章9節) 

 イエス・キリストが子ろばに乗ってエルサレムに入って来られたというのは旧約聖書が預言されていた救い主であるということを示すためでありました。

 そして預言者ゼカリアは子ろばに乗って来られる救い主には三つの特徴があるんだと語っているんです。

 その第一はこの方は正しい方だということ。イエス・キリストには嘘偽りが何一つありません。

 そして第二はこの方は救いを賜る方だということ。イエス・キリストは人がどうしても解決できない罪の問題と死の問題の解決のために来られたということです。

 そして第三にこの方は柔和な方だということです。イエス・キリストは人々に仕え、病気の人や仲間はずれにされている人の所に出向き、友となってくださいました(参照 ルカ5章20節、マタイ11章19節)。くすぶる燈芯を消すこともなく傷んだ葦を折ることのない柔和なお方として来てくださったんです(イザヤ42章3節参照)。そしてこのお方はあなたの心にも柔和な方として、救いを賜る方として来てくださるお方なのです。

(PBA制作「世の光」2013.3.25放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。

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  郵便振替 00890-3-111071 東海福音放送協力会   まで

  お問い合わせは、
  電話 052-762-2196 (自由ケ丘キリスト教会内)  東海福音放送協力会 へ
 

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