♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■型破りな恵み / 山中直義

2013年03月05日 | Weblog
2013/3/5放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 山中直義です。

 生きている中で、ここまでは大丈夫、この線を超えてしまったらもうだめだ、そんな線引きを自分の中でしてしまうことはないでしょうか。今日は「型破りな恵み」と題してお話をさせて頂きます。

 旧約聖書創世記46章に登場するヤコブという人物は神様が与えてくださった約束の地を離れ、エジプトへ下ろうとしていました。世界を襲った大飢饉によってカナンの地、約束の地にそれ以上いることができなくなったのでした。しかし、彼は約束の地を離れエジプトに行くことに関して恐れを抱いていたようです。その約束の地の最南端にあったベエル・シェバというところで礼拝を捧げたと言います。実はこのベエル・シェバ、それは彼の父また祖父であるアブラハムやイサクが何とか踏みとどまった、そんな場所の名前でした。父や祖父たちは神様の地約束の地に何とか踏みとどまった。なのに私はそこに踏みとどまることができない・・・。そんな思いがあったのかもしれません。

 また当時のエジプトは異教の神々で溢れていました。また民族としてもエジプトの前にヤコブ一族は余りにも小さくすぐに飲み込まれてしまう、そんな恐れもありました。しかし神様がそのヤコブに夜の幻の中で現れ、こうおっしゃったと言います。「ヤコブよ、ヤコブよ。・・・わたしは神、あなたの父の神である。エジプトに下ることを恐れるな。わたしはそこで、あなたを大いなる国民にするから。わたし自身があなたといっしょにエジプトに下り、また、わたし自身が必ずあなたを再び導き上る。」(創世記46章 2節、3節、4節) 

 この線を超えてしまったら落伍者になるのではないか、そこを超えてしまったらだめになるのではないか、そう思っていたヤコブであったと思いますが、神様はそこでわたしがあなたに大いなることをすると約束してくださいました。神様がそこに共にてくださり、そこから再び導き上ってくださる。そんな約束を聞いた時ヤコブは勇気をもって歩みを進めることができたと言います。

 私たちも勝手に引いてしまった線に苦しめられていることはないでしょうか。どうぞ神様の声に耳を傾けてください。型破りな神様の恵みがあなたに勇気を与えあなたの歩みを導いてくださいます。

(PBA制作「世の光」2013.3.5放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


****** このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。



 

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