♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■真理と自由について / 岩井基雄

2013年03月15日 | Weblog
2013/3/15放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。今日も、ちょっと分りにくいキリスト教用語を学んでみましょう。今日は「真理と自由」についてです。

 実は私は親も兄弟もクリスチャンという家庭に生まれ育ち、幼い頃から聖書を学んできましたが、どうしてもこのことばは受け入れないという聖書のことがありました。それは「真理はあなたがたを自由にします。」ということばです。新約聖書ヨハネの福音書8章32節

 私はどこかで、クリスチャンてなんて不自由なんだろう、と思っていたからです。クリスチャンは、あれをしてはいけない、これもしてはいけないと規制されることが多く自分のしたいことができない、そんなふうに考えていたんですね。

 しかし自由とは何でしょうか。またここで語られている真理とは何を指すのでしょうか。

 実は先程のことばをイエス・キリストから聞いたユダヤの律法学者たちも「私たちはアブラハムの子孫であって、決してだれの奴隷になったこともありません。あなたはどうして、『あなたがたは自由になる。』と言われるのですか。」(ヨハネ 8章33節)と怒りをあらわにしました。自由ということばの本当の意味が分からなかったですね。

 しかしイエス・キリストは彼らに、「あなたがたは罪の奴隷なのだ」と語ります。すなわち自分の好き勝手をすることが自由なのではなく、自分の罪の傾向や自己中心的な欲望から解放されていく歩みこそが真の自由であり、その本当の自由を与えるものこそが本物の真理だと言うのですね。

 イエス・キリストは続けて語られました。
ですから、もし子があなたがたを自由にするなら、あなたがたはほんとうに自由なのです。」(ヨハネ 8章36節)

 この子というのはイエス・キリストご自身を指しています。すなわち真理であるイエス・キリストこそが私たちに罪からの解放を与え、真の自由と命を与えることができるということなのだ、その事が分かって先の先程の聖書のことばの豊かさを理解することが私にはできたんですね。

 あなたにもこの命ある自由を与え、すべての自己中心的な罪から解放してくださる方は真理そのものであるイエス・キリストです。この方はあなたを命がけで 愛し、あなたの罪のさばきを代わりに受け、あなたを罪から解放し、あなたに真の自由を与えてくださるのです。いのちある真理こそあなたを本当に自由にするのです。

(PBA制作「世の光」2013.3.15放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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