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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■耳を閉ざさず

2007年07月10日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興(せきねひろおき)です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。

 えー、キリスト教会の中の最初の殉教者はステパノという人でした。ま、大変尊敬され、愛された人物でした。聖書に精通していた人であり、ま、多くの人がこのステパノによってイエス・キリストを知ることができたんですね。

 しかし、そんな素晴らしい人でしたけれども当時の宗教家や指導者たちから妬みを買われ、議会に引き出されたんです。蒼々たる議会のメンバーに向かって、ステパノは何と大胆に説教したんですねえ。

 彼は何を説教したんでしょうか。それは指導者たちに対して罪を指摘する説教をしたんです。何と勇気のあることでしょう。ステパノは言いました。
 「かたくなで、あなたがたは、いつも先祖たちと同様、聖霊に逆らっている。・・・あなたたちは律法を受けたと言っているけれど、決して守っていない。」(使徒の働き7章51節、53節参照)
 まあこのように鋭く説教したんです。

 彼らの反応はどうだったでしょう。それはもう大激怒でした。そしてステパノの説教を中断させ、石で打ち殺してしまったんです。彼らは自分たちの罪を指摘され、耳を覆ってしまいました。そしてステパノが指摘した通り、罪ある姿を現わし、ステパノを石で打ち殺してしまったんです。

 もちろんステパノは彼らの罪を指摘しただけで話しを終えるはずがありません。続いて何を語ろうとしていたんでしょうか。もちろんイエス・キリストがその罪を赦し、永遠のいのちを与え、新しい人生を与えてくださるということを語るはずです。しかし残念なことに、彼らはその豊かな神様の恵みを聞くどころか、自分たちで耳を覆ってしまったんですねえ。ま、誰しも自分の罪を指摘されるということは心地よくはありませんよね。聞きたくない話です。

 聖書を読み、また教会に行くと、時々私たちの心のずれや私たちの心の罪というものが指摘されることがあります。傲慢、高ぶり、不品行、貪欲、貪り、偽りなど、人間の罪というものが指摘されます。その時に、あなたが耳を覆ってしまうなら、あのステパノを殺した人々と同じなんですね。彼らは耳を覆って何をしたでしょう? ステパノを殺してしまいました。永遠の恵みの約束・救いを否定し、葬ってしまったんです。耳を覆っていく時、福音の神髄である赦しといのちを受け取ることができなくなってしまいました。

 でも大切なことは、耳を閉ざしていく人生ではなくて、聖書のことばに耳を開いていく人生、ここに本当の安らぎと救いが待っているんです。

 ( PBA制作「世の光」2007.07.10放送でのお話しより)

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblical.jp 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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東海福音放送協力会への問い合わせは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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