29日(水)、朝歩く。庭のアンズが満開に近い。桜もそろそろ膨らんできたか。
今日は10時から兵庫県立大学姫路工学キャンパスで災害時対応型バルク防災訓練が行われ出席した。
この訓練は、県立大にLPガスのバルク(1000キログラム貯蔵)が設置されたことで、平時は空調などにLPガスが使用され、災害時にはこのガスを使って炊き出しや発電などを行い、避難所でのエネルギーとして活用することができるようになったことで、大学、地域防災、姫路市など関係者が連携して防災訓練を行ったものだ。
地震などの災害時には水や電気などのライフラインが破壊され、復旧するまでに相当の時間がかかる。その点、持ち運びに便利なLPガスは命を守る砦としてこれまでにも活用されてきた。避難所に指定されている公共施設などでバルク(固定のLPガス大型貯蔵設備)を設置しておくことで、平時はもちろん災害時においてはエネルギー源として炊事、発電などに即対応できるようになる。
今回の防災訓練ではガスコンロにつなぎ豚汁を、炊飯器につないでご飯を、そして発電機につないで照明を確保することができた。
LPガス協会では自治体と連携協定を結び災害時などに出動して対応している。加東市でもLPガス発電機が設置されるという報道があったばかりだ。
災害時対応型バルクの説明はこれまでにも度々受けてきたが、今回初めて実物を見、実際に使用する場面を見ることができた。予想していたより遙かに短時間で、簡単にガスを使用することができることをこの目で確かめることができた。
午後1時30分、県公館で、兵庫県政150周年記念先行事業としてシンポジウムが開かれ、出席した。オープニングでは150周年を迎える兵庫の姿の映像が紹介された。井戸知事の挨拶のあと、田辺眞人先生(園田学園女子大名誉教授)が「兵庫津から五国へ」と題して、「雄県兵庫の誕生と歩み」について基調講演を行った。先生は「兵庫」という地名の由来から日本史の中での兵庫の歩みを辿り、明治維新の中で、兵庫県の誕生と成立の過程を話された。先生は、兵庫県が全国の都道府県の中でも特異な成立過程をもつことを分かり易く話された。現在の兵庫県の多様性の由来を知ることができるお話だった。
次の会議出席のためにパネルディスカッションを聴くことができなく残念だった。