12日(日)、朝、うっすら屋根や庭が白くなっていた。日本海側では記録的な大雪になっているが中国山地を越えて瀬戸内側の冬空は晴れている。山越の風は冷たい。
9時30分頃、イオン社店へ。県立社高校生活科学部のフード工房Seicaがバレンタイン・デーのオリジナル菓子を販売する。開店前から買い物客が陳列ケースをのぞき始めるとすぐに行列ができた。学生チャレンジショップとして月1回の販売で、チラシなしでも人気がある。今日はケーキなどを買った。加東市のご当地レトルトカレー、「加東さん家のキーマカレー」も店頭に並んでいた。3年生が卒業するこの時期、新しいメンバーでこのフード工房を担っていくことになる。がんばれ!社高Seica!
10時30頃、下滝野の神結酒造へ。今日は新酒の蔵出しの「蔵まつり」。蔵の前の駐車場にはすでに大勢の人が訪れ、冬の明るい光の下で、おでんをつつきながら、新酒を味わっていた。しぼりたての酒を買い、播州ラーメンを食べる。この蔵まつりには、東条秋津窯の藤村兄弟(元太、拓太)が即売会を開いている。山田錦の田圃の土で焼いたぐい呑みと片口は日本酒愛好家には至高の酒器だ。
午後1時過ぎ、滝野文化会館へ。今日は加東市連合PTAのPTCA活動実践発表会が行われ出席した。県教委播磨東教育事務所の小西副所長は挨拶の中で次期学習指導要領の内容にも触れ、教育目標を家庭や地域が共有することが挙げられており、学校と家庭と地域の一層の連携が求められることになると述べた。
実践発表の部では、社小PTAと鴨川小PTAが発表を行った。社小PTAはバンド演奏で活動を紹介。これは初のことではないだろうか。社小は市内では大規模でPTAの活動も活発だ。一方の鴨川小は小規模校。しかし、小規模校ならではの地域と密着した学習や行事を通したふるさとや伝統、豊かな自然への愛着を育む活動を紹介。感銘を受けた。地域創生の核心部分にはこうしたふるさと意識、誇りを育む活動がなければならない。この鴨川小と地域の連携によって紡がれてきた教育の蓄積こそ、その核心だ。