14(木),15日(金)の2日間、自民党県議団内の再生可能エネルギー研究会の管外政務調査で東京・神奈川の企業などを視察した。
訪れたのは、小型風力発電のゼファー(株)、小水力発電のデンヨー(株)、バイオマス発電の川崎バイオマス発電(株)。東京都庁のすぐ近くのビルの屋上にゼファーの小型風力発電システム、エアドルフィンが設置されていた。蓄電型と系統型があり、軽量で設置も簡単という特徴をもち、ビルの屋上はもちろん、山岳、離島とといった場所でも設置が容易ですぐに発電できる、というもの。小型風力発電では世界トップクラスの技術水準をもち、海外での設置実績もある。次に日本橋のビルの一室で小水力発電のデンヨーの説明を受けた。30メートル程度の落差と一定の水量があれば設置できるという小水力発電機。24時間発電可能の効率の良さを徳島県の山間部の溜池の事例で説明があった。溜池地帯の私としては興味があったが、推量の確保に難がある。現在、低落差の砂防ダムを利用した小水力発電に取り組んでいる。3つ目は木質バイオマス専焼発電で国内最大の川崎発電所。川崎市の臨海工業地帯にあり関東エリアの建築廃材を燃料に発電を行い売電している。まさにCO2フリーの発電だ。燃料ヤードには5日分の50ミリ以下に粉砕された廃材の燃料が保管されていた。1日600トン燃焼する。安定した発電には燃料確保が条件。大豆やコーヒー豆の搾りかすも保管されていた。
調査では、自民党本部で石破幹事長の講演をはじめ県出身の衆参議員との意見交換も行った。また、横須賀市にある防衛大学校を訪問し、防大での幹部自衛官の育成、学生生活などについて説明を受けた。昼食のカツカレー(海軍カレー)は味、ボリュームとも格別だった。