百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

うれしの学園生涯大学の開講式

2010年05月01日 05時15分20秒 | インポート

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 4月20日(火)、県立嬉野台生涯教育センターで、うれしの学園生涯大学の開講式が行われた。4年生大学講座に73人と地域活動実践講座(2年課程)に21人、合計94人の入学者があった。

 嬉野台生涯教育センターは昨年創立30周年の節目の年を迎え、運営も兵庫県生きがい創造協会に移管されて、兵庫県の生涯学習の拠点としてその役割が期待されている。そうした中での開講式だったが、受講生の総数は315人で、式場となったセンターの講堂は満員状態だった。式には北播磨各選挙区選出の県会議員が出席していたが、地元開催地ということでご挨拶の機会をいただいた。

 うれしの生涯学園大学の22年度開講式おめでとうございます。今日は北播磨選出の県会議員が出席していますが、地元加東市選出ということでお祝いを述べさせていただきます。
 今年もこのようにたくさんの方がこの生涯大学を受講され、うれしのでの学びと交流を深めようとされていることは本当に嬉しい限りです。
 私たち議員は、4月には幼稚園や小中学校などの入学式に出席しますが、今年もピカピカの新入生の元気のいい返事や笑顔が初々しく輝いていたことが強く印象に残っていますが、今日は人生の荒波を乗り越えてこられたその自信と、さらに新たな学びへに挑戦しようとする意欲に満ちたまなざしが、年齢のことなんか忘れてしまいそうで、また一段とまぶしく感じます。
 「青春とは年齢ではなくその精神である」といいますが本当だと思います。きっと家では、お孫さんに今日はおじいちゃんの、おばあちゃんも入学式や、とか言って胸を張って出てこられたのではないでしょうか。小中学校の新入生の初々しさは緊張を伴っているのですが、皆さんは人生の荒波を乗り切ってきた百戦錬磨の自信からくる余裕さえ感じるところです。
 「高齢者大学なんてどうせ老人の暇つぶし」なんていう言葉を耳にすることがあります。この言葉に対しては、「そんなことはない、あれやこれやとみんな真剣に取り組んでいるし、いろいろ役に立っていんだ」と県や生きがい創造協会の皆さんは反論されるでしょう。その通りですが、年齢とともに長くなるのは一日一日、短くなるのは一年といいます。その一日、一年をどう過ごすか、これは高齢者にとっては重大問題だということも真実でしょう。「暇つぶし」とはまさに「暇すなわち時間をどう過ごすか」であります。「人生は壮大な暇つぶし」ともいいます。その暇を昆虫の研究につぶし続けたのがファーブル、映画づくりにつぶし続けたのが黒沢明、お茶をたてることにつぶし続けたのが千利休、と考えると壮大に暇をつぶせば超一流ということになるのです。暇をどうつぶすかは人それぞれであります。「その暇を楽しく有意義に過ごす」の一言で十分なのではないでしょうか。
 好きな勉強して頭や感性を活性化できるし、クラブ活動で趣味を同じくする仲間とわいわいやって楽しく活動できるし、出かけるには化粧もするし、ちょっとオシャレもしてみようかと思いますし、「二度とない人生」なのですから「壮大な暇つぶし」みんながうらやみ、おどろく「壮大な暇つぶし」をやっていただきたいと思います。そして、うれしの生涯大学ここにあり!という気概と元気発信をしていっていただき、私たち若い者に刺激を与えていただきたいと思います。どうぞ、学びを通して素晴らしい人の縁、学びの縁が実現されることをお祈り申し上げ、お祝いの言葉にかえさせていただきます。本日はおめでとうございます。


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