百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

運動会と祭-絆を確かめる

2009年10月06日 05時01分56秒 | インポート

 4日(日)、前日に続いて晴れ渡った空の下、朝から幼稚園、保育園の運動会に出る。運動会の定番は玉入れ。保育園では、園児と来賓・祖父母対抗の玉入れで、恥ずかしながら来賓・祖父母組が勝ってしまった。万歳もやりにくい状況で、向かい合う園児の不満そうな顔。それでも先生がそれを察して万歳をうながすと笑顔に早変わりで万歳!万歳!よかった。

Photo Photo_2 Photo_3    一方、幼稚園の玉入れでは、親が子どもをだっこして玉を入れる(写真)。微笑ましいその光景に思わず拍手をしてしまう。それにしても日本人はこんな小さい頃から玉入れを始めて、おじいちゃんおばあちゃんになるまでやり続ける。こんな国民、世界にないのでは。

 午後は各地の祭り。まず加東市上滝野の春日神社へ。ちょうど神輿が宮入のために神社前にそろい始めた頃だった。境内に入ると拝殿で神事が執り行われていた。巫女の舞は残念ながら終わったところだった。中学1年生の女子が巫女になるのだが、教師生活最後の年に教えた当時小学校3年生の子どもが巫女に変身していた。その見事な成長ぶりに見とれるばかりだった。

 氏子各地区の神輿の宮入に始まり、いよいよ上滝野の屋台が堂々の宮入となった。囃子に合わせて境内を狭しと練る。大きな屋台なのでおそらく重さも相当なものだろう。練りながら、ときに差し上げ、勇壮な練りがしばらく続く。やっぱり祭りはいいなと見とれてしまった。

 車を走らせ天神(加東市天神)の一之宮へ。氏子各地区の神輿が天神町内を練っていた。一緒に一之宮に上がる。拝殿、本殿の背後には鬱蒼たる古木の杜が衝立のように立っている。地元の方の話では建物は約350年前のもの、創建は数百年以上前という。一之宮の名がそれを表している。神輿の宮入が始まった。見物の役員さんの口から「昔はこの倍は子どもがおったなあ」という溜息に似た言葉が洩れた。元同僚の娘さんも巫女さんになって舞を披露していた。余興の綱渡りやもちまきがある頃にはもっと賑わうという。

 続いて加東市牧野の住吉神社の秋祭りへ。56戸が守り伝える氏神様への感謝の祭りだ。この祭りについては、私の歴史ブログ「ふるさと加東の歴史再発見」に書いているのでこのブログでは割愛させていただきたい。

 運動会と祭。秋の一日を家族や地域の人々が集って楽しむ。可愛い子どもの演技にその成長を喜び、また豊かな実りを神々に祈りと余興を楽しむ。まさに家族の絆、地域の絆を確かめ、強める場であった。 


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