中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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諏訪中央病院名誉院長の鎌田さんは、『がんばらない』『あきらめない』『病院なんか嫌いだ』などの著書で知られています。鎌田さんの『人は一瞬で変われる』(鎌田實 集英社)から抜粋します。
●行動変容とは、自分の中に眠っているものを引き出すこと
行動変容という言葉は、英語だと「ビヘイビア・モディフィケーション(behavior modification)」と言う。「チェンジ(change)」ではないのだ。
「英語のチェンジは、変える、別のことをするというイメージです。一方、モディフィケーションは、自分のなかにある違うものを引き出すというイメージつまり、行動変容とは、まったく違う自分になるということではなく、今はまだ自分のなかで眠っている何かを引き出すことなのです」
行動変容が成功するかどうかの大きなポイントとなるのが「セルフエフィカシー(self-efficacy=自己効力感)」――自分にはできる、きっとやり遂げられるという自信だという。自分のなかにある秘められた力に気づいたり、誰かに気づかせてもらったりすることが、行動変容の第一歩なんだ。
●人は「気分」で変わる
行動変容に必要なのは、意志の強さや動機づけだと思われている。もちろん、それも大切だけれど、(精神科医の)足達は「気分という、あやふやな心のあり方が大事だ」と言う。気分が変われば、考えが変わる。考えが変われば、行動も変わる。
チェンジじゃないのねー。自分の中にあるものを引き出すのねー。「ビヘイビア・モディフィケーション(behavior modification)」っていい言葉だな。気分を変えるってのも大事だよね。
でもね、
・「行動変容が成功するかどうかの大きなポイントとなるのが「セルフエフィカシー(self-efficacy=自己効力感)」――自分にはできる、きっとやり遂げられるという自信
っていうのはちょっと違うような気がするん。
そんな自信を最初からもってたら、わざわざ「行動変容」とか「変わらなくては!」と大上段に振りかぶって、意気込んでやらなくてもすぐ変われるんちゃうか。
・気分が変われば、考えが変わる。考えが変われば、行動も変わる。
ってのも。
だってね、考えを変えることがむずかしいんだよねえ。
自分や知っている人たちの経験を思い出してみると、まず行動を変えることが考えを変えることに結びつくなあって思う。
「自分を変えたい。○○のような人間になりたい」と思うなら、自分が理想とする人間ならどう行動するかを知ったり考えたりして、その行動をまねてみる。大きなことじゃなくてもいいのよ。
その行動が身についてくると自然に考え方も変わってくるんだよ。
これ、ほんとよ。
ほっとしました。
変えられるんですね。かわるのですね。
鎌田さんは、
・完璧主義の人は徹底的にやるが、ちょっとつまずくとプッツリやめてしまう。「だらだら」が大事だったのだ。
・まずは、小さな行動変容を起こしてみよう。なんだっていい。はじめることが大事なんだ。何かをはじめれば、あなたのなかで眠っていた力が目を覚ます。やがて、人生が大きく変わったことに気づくときが来ると思う。
とも言っています。これ、本当ですよねえ。
とにかくやりはじめて、だらだらでも続けていくと、変わっちゃうんですねえ。