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市場の論理と生活の論理の違いが夫婦のすれ違いの原因というのに納得1/2

2018-11-12 10:50:24 | 本や言葉の紹介
 「夫が家事育児を分担しない」という妻の嘆きは昔からあるど、女性の負担が多くなってる今は以前より深刻になってる気がする。
 ちょっと前のことになるけど、10月10日の東京新聞夕刊に掲載された社会学者の水無田気流(みなしたきりゅう)さんによる「家事負担 夫婦の深い溝  市場の論理 生活の論理」を読んで納得したわ。以下は抜粋+感想です。
………………………
 現状では、フルタイムワーカー同士の夫婦であっても、7人に1人の夫が全く家事育児をしないとの統計もある。
  日本のフルタイムないしはそれに準ずる形で働くワーキングマザーは、先進国で一番の長時間労働者との統計もある。有償労働(仕事)と無償労働(家事労働)双方の負担が、重すぎるのだ。
 
 (感想)フルタイムで働きながら家事育児を一人で全部こなすってすっごく大変だよ。そういう人の夫って何のために結婚してるんだろうねえ。無料の家政婦(性サービス付き)がいて便利だというぐらいの感覚? それを許してる妻ってのもおかしいんじゃないの?
 
 妻の言い分は、「私の給料は夫より少ないけど、こっちだって働いているのに……」、「家事で手一杯なときに子どもが泣き出すと、『おい、泣いてるぞ』って……知らせる暇があるならあやしてほしい」等々。
 夫の言い分は、「自分のほうが稼いでいる」、「自分のほうが仕事が大変」だから家事育児は妻が負担すべき。
 
 (感想)家事労働の値段だけど、1カ月394,000円という数字もあるよ。https://www.drwallet.jp/navi/12247/   それだけの家事をやってさらに仕事も抱えてだよね、じゃあ夫より「稼いでる」ってことになるんだけどねえ。
 
  家事育児をしなくてもよいとの論理は、つきつめればお金を払ってケアワークのサービスを購入する消費者の目線。これは「市場の論理」から発している。一方、妻の嘆きは「生活の論理」に根ざしている。それは、ともに暮らす生活の場を、ともに築き上げていこうという共同性の論理でもある。
 
 (感想)おお、それって納得できる論だなあ。うん、一緒に暮らしている生活の場である家庭だから、金さえ渡しとけばなにやってもいい(なにもしなくていい)ってことにはならないよねえ。
  続きます。

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