ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

いろんなできごとを面白がってしまおうと思っています。
日常のあれやこれや記事です。

「駆け付け警護」で戦争にまた一歩近づいちゃったよ

2016-11-16 10:39:44 | 戦争

「駆け付け警護」で戦争にまた一歩近づいちゃったよ

 南スーダンに派遣される自衛隊部隊に「駆け付け警護」などの任務が追加され、来月12月12日から実施可能になっちゃったよ。
 これ、武力行使OKってこと。武力行使しちゃうと報復と反撃の連鎖が始まっちゃう。つまりは戦争へ……。
 政府は、安倍政権は、「細かいことからこつこつと」戦争への道をつくってる。よけいなことしないでおくれよ。戦争はいらない。原発もいらない。

  駆け付け警護について、今朝の東京新聞から抜粋します。

●駆け付け警護とは
 国連平和維持活動(PKO)に派遣された自衛隊が、離れた場所にいる国連関係者らが武装集団や暴徒に襲われた際、武器を持って助けに行く任務。救援要請を受け出動する。従来、武装集団が「国や国に準ずる組織」に該当する場合、憲法の禁じる海外での武力行使につながる恐れがあるとして認めていなかった。

●南スーダンの現状
南スーダン 国連「虐殺のルワンダ」再現を懸念
 【ジュバ=共同】南スーダンでは七月の大規模な戦闘で和平合意が事実上崩壊した。民族対立がジェノサイド(民族大虐殺)を招く可能性があるとの見方すらあり、国連当局者らは憂慮している。

●南スーダンPKO 新任務より撤収の勇気を(社説)
 政府はきのう国連南スーダン派遣団(UNMISS)に参加する陸上自衛隊の部隊に「駆け付け警護」と「宿営地の共同防護」の任務を追加で与えることを決めた。二十日から順次、現地に派遣される十一次隊から適用される。
 問題となるのは、自らを守るという武器使用の一線を越え、任務を遂行するための武器使用が可能になることだ。
《武力の行使に発展も》
 戦後日本は、先の大戦で国内外に多大の犠牲を強いた反省から、憲法九条の下、専守防衛に徹してきた。自衛隊を創設したものの、防衛力の整備は自衛のための必要最小限度のものにとどめてきた。
 海外で武力の行使はしないという抑制的な姿勢が、戦後日本の国際的な信頼と経済的繁栄をもたらしたことは紛れもない事実だ。
 しかし、南スーダンは今、専守防衛という戦後日本の国是を脅かしかねない危険な情勢にある。
 市民を巻き込んだ戦闘の危険すら否定できない情勢で現地にとどまることが、日本の活動として本当に適切なのだろうか。
《非軍事支援、検討急げ》
 専守防衛に徹する平和国家であり、欧州各国とは違ってアフリカを植民地支配したこともない日本だからこそ得られる信頼があり、できる貢献があるはずである。
 政府は各国に呼びかけ、インフラ整備をはじめ医療・衛生、教育・人材育成など非軍事の民生支援の検討を急いだらどうか。

●筆洗(適宜改行しました)
 別の方法はないのか。
 慎重論に対して、「仲間が襲われているのに、見捨てるのか」という批判を聞く。なるほど、その言葉は突き刺さる。それは卑怯(ひきょう)なことではないかと。
 それでも日本には戦前の過ちを踏まえた「戒め」がある。海外で武力行使をしない。新任務はその戒めに本当に触れぬのか。
 武器を取るのは難しくない。難しいのは戒めを守りつつ安全で効果的な国際的な平和維持活動を日本がどう築いていくかである。武器を取らぬことで批判もあろう。が、その茨(いばら)の道を選ぶのは卑怯ではない。

●現実を見ない空論……柳沢協二さん(元内閣官房副長官補)
 現地が危険な状況だからこそ、日本だけ撤収することは困難となり、民間人を守る駆け付け警護の必要性も増す。任務を続ければ、終わらせることは一層難しくなる。
 自衛隊が制止に入れば、相手は反撃してくる。これまで自衛隊は、海外で一人の犠牲者も出していないが、新たな任務は前提を変える。そのことを国民がどれだけ理解しているのか。
 政府の責任とは、論理を巧みに展開することではない。自らが下す命令により、隊員や国民がさらされる危険を直視することだ。


 あのさ、自衛隊を送り込んで、救援要請を受けたら出動。救援要請を断ったらアメリカに責められるもんね。日本の「参戦」を望むやつらから避難の嵐を浴びることは必至だもんね。
 で、自衛隊員が犠牲になったら大義名分をつくって国民を扇動して、戦争を作り出す、参加する。
 得するのは誰? 武器をつくってるところ、アメリカにいい顔見せたい存在、自分は戦争に参加しなくてもよくって戦争で儲けられる存在等々……。
 日本国憲法改悪反対。戦争ができる国にしちゃいかんじゃん。
  たたかいって、簡単にはじめられるけど、いったん始まったらなかなか止められないんだよ。そんなこと、身の回りの争いごとを思い出してみればよくわかるよね。理屈より理性より感情になっちゃう。
  あたしゃ戦争はいやです。けんかっぱやいからこそ自重するよ。あたしゃ戦争はいりません。原発もいりません。
  「安全で効果的な国際的な平和維持活動を」築いていこうよ、あたしたちは。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
悲しくなるよ。 (ケイ)
2016-11-16 12:08:43
頼みのつななはずの政治家が浅知恵で好き勝手やってる、みたいになってきちゃったね

ただ、選挙で選びようがないほど、政治家になりたがる人たちの資質が「劣化してる」のもどうしたものか。
ほんとに悩ましいです。

あ、ふと思ったんだけど。
日本が攻撃されても戦争になっちゃうのかな?
守るために戦ってもらうしかないものね。

でもだとしたら、どうしたらそれが防げるんだろう?
砂浜で落としたピアスを見つけるみたいに難しい問題

でもでも、だからといって、あきらめたらもっとよくないよね

小さなことでも、時間がかかっても、自分一人でも、今できることからしていかなくちゃ!って、ますます思いました。
Unknown (たら)
2016-11-17 08:35:20
ケイちゃん、コメントをありがとうございます。
平和を守るために何ができるかを考えて実行することって大切だよねえ。政治家に任せてちゃダメだねえ。政治家はあくまでも国民の代表だから、政治家の質が悪いってことは国民の……ゲフンゲフン。わが身をかえりみなくては。
戦争にならないように働くことが大事だと思います。
「駆け付け警護」より「インフラ整備をはじめ医療・衛生、教育・人材育成など非軍事の民生支援」だよね!

コメントを投稿