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戦争招く 沈黙と無関心

2013-12-21 10:48:41 | 特定秘密保護法

  今日(21日)の東京新聞、読者投稿欄「発言」に掲載された、オーガニック植木業の曳地トシさん(55)の投書「戦争招く 沈黙と無関心」を抜粋します。

 父は太平洋戦争のときビルマ(現ミャンマー)へ徴用され、乗っていたトラックが地雷を踏んだにもかかわらず、九死に一生を得たという。
 その父に「なぜ戦争に反対しなかったのか」と問うと、「戦争になってからでは反対できない。その前に情報や人権を著しく統制する法ができるから、気をつけた方がいい」と話していた。
 特定秘密保護法はテロ情報漏えいを取り締まるというが、戦前の治安維持法も共産主義者を取り締まると言いながら、一般市民を監視した。そのことを思うとき、反ナチ運動の指導者であったマルティン・ニーメラー牧師の詩を思い出す。   

彼らが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は共産主義者ではなかったから
社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった
私は社会民主主義ではなかったから
(中略)
そして、彼らが私を攻撃したとき
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった

 沈黙と無関心が戦争を招き入れる。今声をあげなければ再び私たちの口はふさがれて、若い命を戦場に送ることになる。


 引用された詩ですが、ウィキペディアによると、
 ニーメラー自身は「原稿のないスピーチの中で成立してきた言い回しで、詩として発表されたものではない」としており、厳密な意味でのオリジナルは存在しない。
 ニーメラー自身もしばしば言い回しを変えたことや、引用者によって修正・付加されたりしたため、多くの版が存在する。こうした版では次々と迫害されるターゲットグループには、共産主義者、社会主義者(社会民主主義者)、労働組合員、ユダヤ人、障害者、カトリック教会、エホバの証人、都市労働者などが挙げられ、順序も前後する。

 というものだそうです。今現在の日本なら、ターゲットにされるのはどんなグループ、どんな人物だろうか。いや、すでにターゲットにされているわけなんだけど。


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