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『女子の武士道』から 6/8 人の上に立つ以上は寛大に、そして自ら隙をつくりなされ

2017-04-11 10:07:46 | 本や言葉の紹介

 「一から十まで何もかも自分がやろうとはなさいますな。上に立つ者の行うべきは、みなが働き安うなるように才覚を使うことです。みなをよく見て理解し、それぞれの能力をうんと使えるように智恵を絞りなされ。ただし、いかにもみなのことを考えてるふうな様子はけっしてなさいますな。みっともないですえ。それから下の者のやることについて寛い心で構えなされ。仕事の智恵を話しに来た者については、よく聞いてやりなされ。それがすでに自分で思いついていたようなことでも、初めて聞くようになさい。感心する気持ちを失のうてはなりませぬ。ともかく寛大に寛大に、そして、いかにもおかしらだと威張るよりも、ひょうひょうと隙をつくりなされ」

 みんなをよく見て理解し、それぞれの能力をじょうずに使えるように智恵を絞るって、フェミニンリーダーシップと通じるねえ。
 人を育てるのも上に立つものの行うべきこと。大きな義務だよね。

  寛大にしていて、さらにすきをつくっていると、アホはなめてかかってくるんだよね。そういうアホさんは自滅していくよ。自業自得ってことがわからないからまわりに敬遠されて、自分だけが鼻高々で、自滅していることさえわからない。そんな人間にならないようにつねに自省していきたい。


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