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『インナーマザー あなたを責めつづけるこころの中の「お母さん」』

2010-06-16 17:18:17 | 本や言葉の紹介
武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
       (↑これをクリックするとホームページに行きます)

 『インナーマザー あなたを責めつづけるこころの中の「お母さん」』(斎藤学 新講社)は、「アダルトチルドレン」(AC)という言葉を使っていませんが、みごとにACのことを解説しているなあと思いました。
 でもタイトルは『インナーペアレンツ』にしてほしかったなあ。

 紹介文として「これからどう生きていけばいいのか、イメージできない。生きにくさ、抑うつ感、無気力な感情から逃がれられない。なぜ? 本当の自分を発見し、自分のために生きていきたい人へ」、「子の心の中で、いつまでも苛酷な批判者として存在するインナーマザー(内なる母)。そして、子は大人になってからも自分自身を責め続ける…。親子のあり方とは?  1998年刊「インナーマザーは支配する」の改題軽装版」とありました。


 1章から4章までの目次の一部を紹介します。

プロローグ 苛酷な批判者「インナーマザー」
●第1章 あなたのお母さんは「聖母」ではない
•生き残った人、サバイバーの特徴
•成長した人、スライバーの特徴
•親に虐待された子どもは、自分をいじめる相手に近づく
•母親の虐待のカゲにある、父親のワーカホリズム
•「ネグレクト」という虐待
•女性と子どもへの暴力
•言葉で殴り、期待で縛る「情緒的虐待」
•虐待する母親は虐待されていた子
●第2章 私の中の「私」、私の中の「母」
•母親の願望を満たす娘たち
•両親の夫婦関係は繰り返される
•「かわいそう」はずしが「母娘カプセル」はずし
●3章 「親教」の信者たち
•「インナーマザー」に支配された心
•「親教」に強く支配された家族の特徴
•「親教」信者の特徴1:行動が周囲の期待に縛られる
•「親教」信者の特徴2:適正な自己評価ができない
•「親教」信者の特徴3:適正なNOがいえない
•「親教」信者の特徴4:嫉妬深く、相手を束縛する
•「親教」信者の特徴5:被害妄想におちいりやすい
•「親教」信者の特徴6:自分の感情が感じられない
•「親教」信者の特徴7:寂しがり屋で、愛されたがり屋である
•「親教」信者の特徴8:自分で自分をいじめる
•「親教」信者の特徴9:離人感がある
•「親教」信者の特徴10:親にほんのり「申し訳ない」と思っている
•選択肢がない「子ども」という「犠牲者」
●第4章 「親教」のマインドコントロールを解く
•「親教」に侵されている私を自覚する
•現実の親とインナーマザーを区別する
•「これでいい」と自分で自分を肯定する
•自分のすべてに共感し、自分を受け入れる
•怒りを正当な自己主張に変えていく
●第5章 子ともの領域、親の領域
•家離れと自分の在り方、家族の在り方
•自分で決めた人生を子どものせいにしない
•違う者どうしが共感し合い、個性が調和するということ

 目次を見るだけで胸が痛くなるかたもいると思います。でもね、そんなかたにこそ読んでほしいです。
 特に、第3章の小見出しにある『「親教」信者の特徴1~10』を見て思い当たることがあるかたは、ぜひ読んでみてください。
 そして、もっと気持ちよく生きる方向へ、もう一歩進んでいきましょうよ。一緒にがんばろ。

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