<阿久根市>出直し市長選、前哨戦激しく 1月9日告示

竹原信一・前市長(51)のリコール成立に伴う鹿児島県阿久根市の出直し市長選は1月9日に告示、同16日に投開票される。失職した竹原氏と、リコール団体元監事の養鶏業、西平良将氏(37)の対決の構図は、わずか398票差だった今月5日の住民投票と同じだが、1000人規模の総決起集会が開かれるなど早くもヒートアップしている。

 「破壊を伴う『改革』ではなく創造を」。26日、西平氏は約1000人を集めた総決起集会でこう訴えた。

 公約では、市役所改革として役職定年制導入や段階的な給与削減(4年間で15%)などを提示。議会改革としては議員定数を16から14~10に削減▽執行部も逆質問できる議会基本条例の制定--を挙げた。官民格差や議会批判がウリの「竹原流」への対抗策だ。

 9月に出馬表明した西平氏は11月以降、朝のつじ立ちで浸透に努めるが、知名度では竹原氏に及ばない。陣営もリコール運動を担った20~40代が中心で大半が選挙未経験。西平氏は「『市長リコール賛成』イコール『西平支持』ではない」と危機感を募らせる。

 当初、12人の「反竹原派」市議とは距離を置いたが、住民投票後「知恵と経験を借りたい」と連携に動いた。竹原派は、議会リコール運動と絡めて「西平氏は既得権益を取り戻したい議員と結託した」と攻撃するが、陣営は「議員とは是々非々の姿勢を貫く」と反論する。

 一方の竹原氏は連日、ミニバイクで市内を回り「平成維新!」と大書したビラを配っている。1日約600戸。ほぼ全世帯の約1万戸が目標で、年末年始も返上という。

 「ブログ市長」で知られるが、政治活動の原点はビラ配り。建設会社員だった02年ごろ、市役所や議会を批判するビラを配った。「直接配れば市民の暮らしが分かる」。今回は、窓口手数料、保育料、ごみ袋の値下げや固定資産税の減税など「実績」を列挙した。支持する石沢正彰市議は「生活がギリギリの人は専決処分などの手続き論より明日の生活が重要」と解説した。

 約450人を集めた11日の決起集会では、官民の給与差を0.19%と発表した今夏の人事院勧告を引き合いに「阿久根は300%だ。皆さんはだまされている」と挑発。公務員批判を核に「改革者」イメージの浸透に躍起だ。【村尾哲、馬場茂、福岡静哉】

毎日新聞 12月30日(木)9時51分配信
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首相、年末年始の外遊なし…通常国会対策検討か

年末年始の外国訪問は見送る方針で、来年の通常国会に向けた内閣改造の検討など政権立て直し策を練るなどして過ごすと見られる。首相は28日夜、首相官邸で記者団に、「首相に就任して6か月余り、全力を尽くして乗り切れたと思う」と強調した。

 国会日程にも縛られない年末年始は、歴代首相は外国を訪問することが多かった。しかし、菅首相は現段階で外国訪問の予定はない。元日には宮中行事に出席したり、首相公邸に国会議員や知人らを招いて非公開の新年会を行うが、それ以外は主に都内で過ごす予定だという。年始は4日に年頭の記者会見を行い、三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝する予定だ。

(2010年12月29日15時44分 読売新聞)

乗り切れたどころか、ずっこけの連続だった。支持率が20%台まで落ち、官房長官と国土交通大臣の問責決議をされたのに乗り切れたというのはあまりにも認識がはずれている。

冬休みは通常国会対策を勉強してほしい。ボス体質の仙石官房長官は切るべきだ。管内閣の大きなつまずきは仙石官房長官が主導して、尖閣で巡視船に衝突した船長を中国の圧力を恐れて解放し、衝突ビデオを非公開にしたことだ。管内閣支持率の急落の犯人は仙石官房長官である。仙石官房長官は絶対に切るべきである。

でしゃばりな仙石官房長官がいなくなれば、自動的に管総理が矢面に立つことになる。冬休みの間にしっかりと国会対策を研究して、堂々と矢面に立てばいい。

口数は減らしたほうがいいな。
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