落ち目の社民党と手を握るなんて

参院議員選挙で当選者はゼロの落ち目の社民党の福島氏に「私がぶち切れなくてすむようによろしくお願いします」なんてことを言われても管首相は社民党と組むというのか。あきれる。

沖縄はアメリカ軍基地があるおかげで、社民党議員が当選することができる社民党にとって貴重な選挙区だ。社民党が辺野古基地移転に賛成したら、沖縄の社民党議員は確実に落選する。
だから、社民党が辺野古移転に賛成することは絶対にありえない。そんな社民党と衆議院で三分の二を獲得するために管首相は連携しようとしているようだ。そんな数合わせの論理の政治はずっこける。

国民にそっぽを向かれている社民党や国民新党との連携は国民の支持を失うだけだ。数の論理ではなく、粘り強い自民党や公明党、みんなの党との交渉をやり、お互いの妥協点を見出していくのが、管内閣がずっこけない方法だと思う。

管内閣の支持率が落ちた原因は、尖閣衝突で裁判をしないで船長を帰し、衝突ビデオを公開しなかったことにある。官房長官や法相等々の失言があったが、尖閣問題をきちんとやっていれば支持率はそんなに落ちなかったはずだ。

つまり、法案の対立や対応のまずさから管内閣の支持率が落ちたのではない。管内閣のつまらない失態が支持率を落としたのだ。
思い切って官房長官を切って、内閣を改造して、野党と仕切り直しをしたほうがいい。それは大変難儀な仕事となるが、それがベターだ。

失態、失言は経験を積めば改善していく。しかし、社民党や国民新党と連携して、数の論理で法案を通そうとしたら、国民の支持を失う一方だ。

参議院選挙では国民新党と社民党は完敗した。両党は国民の支持がないというわけだ。そんな政党にこびを売ってまで連携するというのはばかげている。

今の自民党はまだ体制は整っていないから、なにがなんでも内閣を窮地に追い込んで総選挙をやろうなんて考えていない。国会の討論を見てもそれが分かる。むしろ管総理がしっかりするようにお願いをするくらいだ。

社民党と連携する数の論理の政治はやめたほうがいい。ずっこけるぞ。
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