桜前線

この所、荒れた天候が多い様に思います。
気象に関する報道によれば、これは冬と春の気候が厳しく対峙しているせいだとか。
お陰で特に雨天の後などは大変な強風となる事が多く、交通障害を生じる事もしばしばです。
先日も東京湾にて大きな海難事故がありましたが、あるいはこうした荒れた気候と無関係ではないのかも知れません。
その荒天の合間を縫って、桜前線が北上を続けています。今年は初め平年並みとの話でしたが、途中で冷え込んだ日もあったせいか、今は開花の遅かった昨年とほぼ同じペース位ではないでしょうか。
当地愛知県周辺の桜、今年の見頃は何か短かった様な気がします。開花は先月末とほぼ予想通りだったのですが、前述の荒天などもあって、先週の内に見頃は終わってしまった感じです。
昨日と今日は、我が心の保養地、新潟磐越へ再び行って参りましたが、丁度新潟市街の桜が満開を迎え、市内の名所、白山公園は早い時間より大変な人出でありました。
又当日はサッカーJ-1の試合も行われた様子。地元アルビレックス新潟が何と我が地元、名古屋グランパスと当たり、結果は新潟の勝利。うーん、ちと残念ですが、ここは地元に花を持たすとしますか。
話を戻します。桜の開花は雨風によってもたらされ、散る原因も又雨風なのでありますが、これを良からぬ事と思わず、雨風がこれからの開花を楽しみに待っている、他の地方へ花の見頃を持ち運んで行くのだと受け取った方が良いのかも知れません。
思えば1年の桜の開花は例年、1月末に沖縄で始まり、本土は西南日本が3月下旬より。
次第に北上して4月中には東北、そして5月の北海道と、ほぼ半年をかけて移動して行く訳ですね。
時期は前後しても、時期が短く限られているお陰で全国公平に花の見頃が存在する。
思えば上手くできた仕組みだと見る事もできます。
今週末は、いよいよ新潟、福島県境の山間の花が開く模様。可能なら後1度、出かけてみたいと思っている所です。*(桜)*