進行中の 第 213通常国会にては、野党側の説明では 与党自民派閥の所謂パーティ券収益不記載は、戦後最大最悪級の政治資金問題の由。
確かに政治資金規正法に背き 意図的、組織的な不記載が大規模に行われていたとすれば、それは相応の問責があって然るべきだろう。しかしながら、所謂「有志の会」が指摘の様に そうした問題は野党側も抱えており、説得力の裏打ちある問責を期すなら 野党側も率先して実態を明かすべきとの主張には拙者も頷ける。
それらに留意の上で、所謂左派野党は 我国にとり非友好的な複数国がそうである様に専制的な方向に進み易いリスクが拭えない様だ。初の女性党首を頂いての新執行部が発足間もない日本共産党(以後「日共」と略記の場合有)の進路にも、そんな危うさが見え隠れする様だ。以下 昨日の産経新聞ネット記事を引用して、そうした所をみて参る事に。
「共産党委員長の党員糾弾に現役党員ら反発・謝罪要求『パワハラ発言』」
共産党の現役党員ら 11人が 2/15、東京都内で記者会見を開き、1月の党大会で 田村智子・党委員長が「パワハラ発言」をしたとして撤回と謝罪を求めた。党大会前の 1/11に 7人が臨んだ会見に続き 2回目。共産党の現役党員が指導部を批判する事態は極めて異例だ。
田村氏の発言は 1/18。新委員長に選出される前にあった。著書で党首公選制導入を訴えた党員の除名処分を問題視した 大山奈々子・神奈川県議の意見について「あまりにも党員としての主体性、誠実さを欠く」などと糾弾した。
会見では 出席者の 1人が田村氏の発言を映像で紹介し「(大山氏には)一切反論する機会がない。たくさんの参加者がいる中で こうした発言がされて、ネットにも公開される状況にあった」と指摘。その上で「(新委員長としての)門出の仕事がパワハラから始まったことを非常に残念に思う」と述べた。また 別の出席者は「(映像で発言を改めて聞き) 悔しくて泣けてきた」と涙を流した。
「(発言の)パワハラ部分の撤回、大山氏への謝罪を要求していく」と主張する出席者もいた「警告を無視するならば 事実関係の告発などを通じて党内のハラスメントの撲滅、被害者の救済を求める戦いを続けていく」と訴えた。
共産指導部は 田村氏の発言について「発言内容への批判であり、人格を傷つけるものではない。パワハラとの指摘は違う」(小池 晃・党書記局長)としている。一方 会見では出席者が、党大会の登壇者が批判者を「こんな連中」と表現したとして不満を表明した。
かつて 安倍晋三・元首相(故人)が批判者から街頭演説を妨害された際「あんな人たちに負けるわけにはいかない」と発言して集中砲火を浴びた。今回の「こんな連中」発言に関し、出席者の一人は「むかつきます」と憤りをあらわにした。(引用ここまで)
事ある毎に「自由を、平和を、人権を!」を声高に訴える政治勢力の体たらくとは思えぬ専制ぶりではないか。今は民間人の 筆坂秀世・元同党幹部のご指摘を待つまでもなく、党首公選制の必要などを民主的・平和的手法で訴えた元党員を一方的に除名とは、暴挙そのものであろう。
所謂パワハラ言動を横に置くとしても、田村新委員長までもがその横暴な措置を「そのまま是認」とは、中国大陸・中共政府にも劣らぬ専制志向を露わにしいと言えやしないか。
これらの事から拙者が感じたのは、日共のみならず、立憲民主左派や社民、れいわ新撰組などの左派政治勢力に共通して こうした専制姿勢が共通して見られるという事だ。
過日も触れたが、日共を含む左派政治勢力は 在野の間は「自由と平和!」などと声高も聞き心地良さげに主張も、一度権力の側に立てば専制化し易いとの指摘を聞く所。この見方には、不気味な現実味と説得力を感じるのは拙者だけか。
前述の日共内不協和音の件を含め、左派政治勢力内の病的問題を真摯に取り上げる主要報道メディアは見当たらない。見方を変えれば 仮に一度 こういう勢力が政権に就いて専制化した場合、左傾メディアに健全に諫める力はないという事だ。
国政選挙などに際し 相当に情宣も巧妙な左派政治勢力にみだりに近づいたり不当な力を持たせたりしない為にも、我々有権者にもそれなりの見識と情報読解力リテラシーが求められるという事だろう。できる限りで良いから、この事に留意したいもの。今回画像も振り返り恐縮。先年、当地北郊・一宮市内を東上する 東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」の様子を。